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オプトとメディカルシステムネットワーク、LINEを活用した薬局のかかりつけ機能強化を目的に合弁会社を設立

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オプトとメディカルシステムネットワークは、薬局のかかりつけ機能強化を支援することを目的に合弁会社を設立することを発表しました。

近年、薬局が果たすべき役割は、対物業務から対人業務へとシフトし、かかりつけ機能の発揮や多職種との連携、さらには今般の薬機法(※3)改正により服用期間中のフォローアップが義務付けられる等、これまで以上に患者さまに継続的に関与し、専門性を活かして地域医療に貢献することが求められています。一方、こうした取り組みを支える、薬局におけるICTの活用やデジタルシフトは十分に進んでいるとは言えません。薬局を起点とした、電子お薬手帳や患者さま対応をサポートする電子薬歴システム、オンライン服薬指導を実現するシステムなど多くのツールが開発・導入されていますが、患者さま自身を起点とした医療情報の集約や、地域医療を支える多(他)職種の方々がそれらの情報資源を活用できるような環境の整備は、更なる充実が期待される状況です。

このような状況を踏まえ、この度、メディカルシステムネットワークとオプトは、両社の持つ経営資源を最大限活用してデジタル時代の「新たな医薬プラットフォーム」を創造すべく、合弁会社を設立して事業(以下「合弁事業」という。)を展開することといたしました。合弁事業により目指すものは主に以下の3点です。

(1)LINE 公式アカウントを活用し、患者さまと薬局とのストレスのないコミュニケーションと、患者さま自身を起点とした医療情報の集約を実現すること。
(2)薬局のかかりつけ機能強化と業務効率化に貢献し、健康相談・栄養相談など調剤以外の業務の充実をサポートすること。
(3)将来的に、薬局がかかりつけ機能を強化したことにより得た情報を集約し、医師など多(他)職種と連携する情報基盤を構築することにより、医療の効率化に貢献するとともに患者さまとの接点である薬局の価値を高めること。

上記の LINE 公式アカウントは、LINE のコミュニケーションアプリとしての機能をベースとしつつ、患者さまと薬局とのコミュニケーションに関する様々な機能(処方箋送信、電子お薬手帳、来局時アンケートや服用期間中のフォローアップ等)を実装する予定です。メディカルシステムネットワークとオプトは、この LINE 公式アカウントを活用した薬局向けプロダクトを、メディカルシステムネットワークグループの調剤薬局や医薬品ネットワークの加盟薬局に止まらず全国の薬局にご利用いただき、薬局業界共通のプラットフォームとすることを目指してまいります。

メディカルシステムネットワークとオプトは、本事業により全国に 8,400 万ユーザー(※4)を有する LINE を活用して薬局業界のデジタルシフトを実現することが、政府の進めるデータヘルス改革やデジタル社会の実現に貢献し、両社の企業価値向上をもたらすと確信しております。

(※1)「LINE」を通じて、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとることができるサービス。
(※2)LINE が提供する各種法人向けサービスの拡販および機能追加・改善をより積極的に推進することを目的に導入された、「Sales Partner」、「Technology Partner」、「Planning Partner」の各カテゴリーにおいて、広告代理店やサービスデベロッパーを認定・表彰するプログラム。
(※3)医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律。
(※4)2020 年6月時点。

合弁会社の概要(予定)
(1) 会 社 名 株式会社ファーマシフト(英文表記:PharmaShift Co., Ltd)
(2) 本社所在 地 東京都港区虎ノ門1-1-18
(3) 代 表 者 代表取締役社長 多湖 健太郎
(4) 主な事業内 容 かかりつけ薬局化支援事業
(5) 資 本 金 5,000 万円
(6) 設 立 日 2020 年 10 月1日
(7) 決 算 期 3月
(8) 出資比 率 株式会社メディカルシステムネットワーク 51.0%
株式会社 RePharmacy(※5) 49.0%

(※5)株式会社 RePharmacy は、合弁事業において必要となる LINE 関連の知的財産権を保有しプロダクト開発等を担う、オプトの 100%子会社です(2020 年 10 月1日設立予定)。


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