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サイバーエージェント、2020年通期決算は増収増益 ~売上・営利は予想を上回る~

サイバーエージェント

サイバーエージェントは、2020年9月期の通期決算を発表しました。新型コロナの影響下にあっても増収増益となる好調な内容でした。

決算概況

売上高:4785.66億円(前年比5.5%増)
営業利益:338.80億円(前年比9.9%増)
純利益:66.08億円(前年比289.9増)

サイバーエージェントは、スマートフォン市場の成長を取り込む一方で、中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資をしつつ、当連結会計年度における売上高は478,566百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は33,880百万円(前年同期比9.9%増)、経常利益は33,863百万円(前年同期比11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,608百万円(前年同期比289.9%増)となりました。

セグメント別決算概況

①メディア事業
メディア事業には、「ABEMA」、「Ameba」、「タップル」等が属しております。「ABEMA」への投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高は57,098百万円(前年同期比22.6%増)、営業損益は18,267百万円の損失計上(前年同期間16,862百万円の損失計上)となりました。

②ゲーム事業
ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱Craft Egg、㈱サムザップ等が属しております。既存タイトルが堅調に推移しつつ、新規タイトルのヒットもあり、売上高は155,861百万円(前年同期比2.4%増)、営業損益は30,337百万円の利益計上(前年同期比16.5%増)となりました。

③インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、㈱CyberZ等が属しております。コロナで広告需要減の影響を受けるも、売上高は269,396百万円(前年同期比5.0%増)、営業損益は21,071百万円の利益計上(前年同期比7.3%増)となりました。

④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は4,092百万円(前年同期比36.3%減)、営業損益は3,068百万円の利益計上(前年同期比33.2%減)となりました。

⑤その他事業
その他事業には、㈱CAM、㈱マクアケ、㈱ゼルビア等が属しており、売上高は19,599百万円(前年同期比3.4%増)、営業損益は1,300百万円の利益計上(前年同期比43.3%増)となりました。

売上・営利は予想を上回る

インターネット広告事業において 2020 年 3 月頃から新型コロナ感染拡大の影響による広告の需要減があったものの、スマートフォン広告、スマートフォン向けゲームの伸長により、売上高・営業利益・経常利益共に予想数値を上回りました。


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