日テレHD、2021年3月期通期は減収減益 ~メディア・コンテンツ事業は好調~
日本テレビHDの2021年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.3%減の3913億3500万円、営業利益が同19.9%減の345億2600万円、経常利益が同12.7%減の429億4400万円、純利益が同21.3%減の240億4200万円でした。
メディア・コンテンツ事業
コンテンツ販売収入は、動画配信サービス「Hulu」の会員数が好調に増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ54億1400万円(+8.0%)増収の734億7800万円。興行収入は、幹事映画「今日から俺は!!」や「新解釈・三國志」が大ヒットとなったものの、コロナ禍によるイベント等の中止・延期により、前連結会計年度に比べ22億3300万円(△21.4%)減収の82億500万円。収入は、コロナ禍によるイベント業務受託収入の減収などにより、前連結会計年度に比べ19億9800万円(△13.6%)減収の127億4900万円でした。
生活・健康関連事業
スポーツクラブ運営による施設利用料収入を主とする生活・健康関連事業の売上高は、コロナ禍による休館の影響や、会員数が大幅に減少したことにより、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前連結会計年度に比べ152億7700万円(△42.5%)減収の206億2800万円となり、72億6400万円の営業損失(前連結会計年度は6億8600万円の営業損失)でした。
不動産関連事業
汐留及び番町地区を主とする不動産関連事業の売上高は、新規ビル稼働などにより、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前連結会計年度に比べ2600万円(+0.3%)増収の103億700万円となった。営業利益は、前連結会計年度に比べ2億6800万円(+7.8%)増益の37億1500万円となった。
2022年3月期の連結業績予想
売上高が前期比0.2%増の3920億円、営業利益が同1.4%増の350億円、経常利益が410億円、純利益が280億円を計画しています。