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Google、Chromeでのサードパーティークッキー廃止を2年ほど延期

2021.6.25

chrome

Googleは、公式ブログにて、「Chrome」ブラウザーでのサードパーティークッキーのサポート廃止を2022年までに行うとしていた期日を、2023年中盤~終盤に延期すると発表しました。またこの2023年という期日も弾力性のあるもので、さらに伸びる可能性も残しました。

Googleは、SafariやFireFoxなど他ブラウザなどの動向なども加味する形で、数年前から「Chrome」でのサードパーティークッキー廃止を2021年まで段階的に行っていくと発表をしていました。ただ、直近では新型コロナウイルス流行の影響で企業の対応が遅れることを懸念し、延期するなどの対応をしておりました。

今回の延期の理由については、Googleがサードパーティークッキーの代替手段として提供していく広告とプライバシーの両立を目指す同社の取り組み「Privacy Sandbox」に理由があると考えられています。「Privacy Sandbox」については、多方面から懐疑的な意見も集まっており、またユーザーのみならず広告主や代理店の理解が追い付いていない状況もあります。

デジタル広告業界としては、Googleの動きに合わせて脱サードパーティークッキーソリューションが多く登場をしている最中でしたが、今回の動きでまた風向きが変わるのか、大きなうねりは変わらないのか注目が集まります。


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