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Google、全ての広告において個人を追跡する技術を使用しないことを発表 〜クッキー以外の手段も停止〜

Google 個人追跡終了

Googleは、公式ブログにおいて衝撃の発表を行いました。それは、広告においてクッキーだけでなく、個人を追跡するあらゆる技術を使用しないことの発表でした。プライバシー保護を優先し、Webユーザーを一意に識別する追跡技術の使用または投資を停止する予定であると述べました。

Googleは既に2022年までにサードパーティークッキーの利用を禁ずることは発表しておりましたが、フィンガープリンティングなどいくつかの個人を特定するための抜け道があることを指摘されていました。

ただ、Googleはすべてのターゲティング広告手段を禁止するわけではありません。今後個人を特定する技術の代替手段として、「プライバシーサンドボックス」と呼ばれる技術を利用することを明かしています。

この技術は既報ではありますが、Chrome89から搭載されるという噂があります。「プライバシーサンドボックス」は、個人を特定するのではなく、自分のブラウザでの閲覧習慣を分析し、広告主が個々のユーザーではなく、同様の関心を持つユーザーの集約されたグループ(クラスターやコホートとも)をターゲティングするような機能となります。

Googleは、2021年1月20日にGoogle Chrome 88に正式版をリリースしたばかりですが、1月28日に次のGoogle Chrome 89のベータ版のリリー

ターゲティング手段が残るとはいえ、個人追跡をGoogleが放棄することは、デジタル広告の生態系に大きな衝撃を与えることは間違いありません。現状では、この変更はWEBのみであり、モバイルアプリの対応はまだ行えていないとしています。


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