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DACと博報堂アイ・スタジオ、Google提供ツールを活用した「Rich Creative Promotion Service」の提供開始

DACと博報堂アイ・スタジオは、データ活用による最適なクリエイティブ選定を行い、広告体験を損なわずにエンゲージメントの最大化を目指す「Rich Creative Promotion Service(RCPS)」の提供を開始しました。

第一弾として、Google が提供するツール「Display & Video 360(DV360)」と「Google Web Designer(GWD)」を活用した広告接触者の反応を詳細に分析できるリッチクリエイティブフォーマットを提供します。

背景

広告効果に起因する要素は、ターゲティングやリーチを抜いてクリエイティブが約50%あると言われる(※1)一方で、データによる裏付けや分析をもって最適なクリエイティブ選定を行うには、経験に基づく感覚的な判断に頼る部分があることに加え、広告表示のされ方や表現(※2)、クリエイティブ制作から広告配信までの進行の煩雑さなど多くの課題があるのが現状です。
これらの課題を解決するため、DACの運用型広告の知見や分析力、博報堂アイ・スタジオの実績豊富なクリエイティブ制作力を活かして共同のクリエイティブチームを発足し、「DV360」と「GWD」を活用したサービス「RCPS」の提供に至りました。

サービス概要

「RCPS」は、広告体験を損なわず、データによる最適なクリエイティブ選定を行い、エンゲージメントの最大化を目指すサービスです。具体的には、広告体験を意識したクリエイティブ制作から配信準備、配信、分析までをワンストップで提供し、独自指標を含めて配信データを活用しクリエイティブのPDCAを回す環境提供をすることで広告接触者の能動的な反応や関心度、クリエイティブデザイン改善などを行います。

RCPS1

今回「RCPS」における第一弾メニューとして「Rich Creative」を提供します。

▼「Rich Creative」について
「Rich Creative」は、Googleが提供するツール「DV360」と、ノーコードのHTML5コンテンツ作成ツール「GWD」を用い、リッチクリエイティブフォーマットの制作から配信、GWDを用いるからこそ取得できる独自指標を活用した分析環境を提供します。従来のディスプレイ配信と比較し、より広告接触者の反応を細かく可視化してデータドリブンにPDCAを回すことが可能となります。

RCPS2

▼「Rich Creative」の特長
「Rich Creative」では、「GWD」を活用することでシームレスな「DV360」への連携に加え、スワイプモーション回数やスライド毎のクリック数、平均表示時間やカーソル合わせ時間など、これまでディスプレイ広告では取得しづらかった細かなレポート指標の確認が可能です。これらの指標を活用することで、広告接触者の能動的な反応や興味関心度、クリエイティブのデザイン評価など、より深いクリエイティブ分析と活用が可能です。
なお、先行して実施した「パノラマ」フォーマットの自社トライアル配信においては、通常バナー広告と比較しCTRが約200%向上したほか、広告接触者のスワイプ行動による内容理解の傾向も把握でき、エンゲージメントに効果があることが確認できました。

今後の展開

今後は、インタラクティブ性の高いフォーマットの提供や、APIを活用した1to1コミュニケーションが取れる広告配信、機械学習モデルを活用した分析や配信など、「RCPS」のサービスを拡大していきます。
DACと博報堂アイ・スタジオは今後も、各企業のブランドストーリーや商品の世界観を生活者一人ひとりに届け、広告体験を損なわずエンゲージメントを向上させるべく、業界に貢献してまいります。

* Google、Display & Video 360、Google Web Designerは、Google LLC の商標です。
(※1)NCS Nielsen 「Nielsen Catalina Solutions © 2017 Five Keys To Advertising Effectiveness」
(※2)一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)「2020年インターネット広告に関するユーザー意識調査(定性)」


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