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ニールセン、The Trade Deskとデータ測定分野でパートナーシップを発表

ニールセン トレードデスク

ニールセン(NYSE: NLSN)とThe Trade Desk(Nasdaq: TTD)は、世界の主要な国際市場においてオープンインターネット測定におけるIDソリューションを強化するための戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。本パートナーシップの一環として、The Trade Deskはまずフランス、イタリア、イギリスを皮切りに、ニールセンのインターネット広告測定に視聴者属性情報を提供し、データの精緻化を後押しします。4月1日には日本、オーストラリア、ドイツで導入を開始し、その後アジアおよびヨーロッパ市場、カナダ、メキシコに関しても順次導入を予定しています。

ニールセンはThe Trade Deskが提供する視聴者属性情報データをニールセンIDシステムへ統合し、オープンインターネットのデジタル広告測定において、インプレッションと数百万台ものデバイスを「人」ベースの属性情報で結びつけ、より広範囲かつ正確なデジタル広告測定を提供します。これにより広告主やパブリッシャーは、モバイルおよびPCのプラットフォームで視聴者属性が適切に割り当てられ、かつ重複が排除されている状態でデジタル広告が表示されていることを認識し、より信頼感を持ってニールセン デジタル広告視聴率(DAR)を利用することができるようになります。今回の取り組みにより、ニールセンはThe Trade Deskの優先測定プロバイダーとなり、長期的な関係を構築していきます。

ニールセンの最高執行責任者(COO)、カーシック・ラオは以下のように述べています。「The Trade Deskとの戦略的パートナーシップは、ニールセンのIDシステムをグローバルに拡大し、複数のプラットフォーム間の重複を排除した第三者機関による独立した測定と、市場の相互運用性に対するニールセンのコミットメントを示すものです。ニールセンは現在、変革的な統合クロスメディアソリューションであるNielsen ONE の立ち上げに向けて、継続的に技術とメソドロジーを進化させています。これは強固なデジタル測定機能に支えられており、あらゆるスクリーンを対象とする、真のクロスプラットフォーム測定を実現するという当社のビジョンにとって、今回のパートナーシップは重要なマイルストーンとなります」。

The Trade Deskは、最適なデジタル広告体験を目指し、正確で透明性の高い測定に取り組んでいます。今回の戦略的パートナーシップの一環として、The Trade DeskはニールセンのIDシステムに向けて、視聴者属性情報を提供します。これにより、世界の主要市場において、デジタルメディア、特にオーバー・ザ・ページ広告の測定とレポーティングをより強固に推進することが可能となります。

The Trade Deskの最高データ責任者のミシェル・ハルストは以下のように述べています。「The Trade Deskは、世界最大の独立系デマンドサイドプラットフォームとして、データドリブンな意思決定や広告パフォーマンス、透明性を向上させる測定基準をオープンインターネットに提供する上で、代表的な立場にあります。私たちは長年、デジタルメディアの測定におけるエコシステムを支えるために、私たち全員のサポートが不可欠であると考えていました。今後ニールセンとともに世界中でオープンインターネットを推進できることを楽しみにしています」。

ニールセンIDシステムの一部としてのニールセンIDグラフはニールセンの「人」ベースのパネルで較正され、検証を行います。これは、実際のメディア消費や視聴者属性、クロスデバイスの利用から得られた、教師データによって検証された唯一のIDグラフとなります。今回の提携により、ニールセンはIDソリューションシステムをグローバルに拡大し、リニアおよびデジタルプラットフォームで視聴者重複を排除したデータを提供することで、クロスメディア測定のソリューションであるNielsen ONEの実現を目指します。


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