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サイバーエージェント、NFT販売含むバーチャル店舗開発に特化した新会社CyberMetaverse Productionsを設⽴

サイバーエージェント NFT

サイバーエージェントは、メタバース空間における企業の販促活動を支援する、バーチャル店舗開発に特化した事業会社として、 株式会社CyberMetaverse Productionsを設立いたしました。

リアル店舗やECとは異なる、新たな販売チャネルとしてメタバース空間におけるバーチャル店舗のあり方を確立し、NFTを活用したデジタルコンテンツ制作や独自の暗号資産(仮想通貨)の発行支援まで一貫して対応できる体制を構築しました。「未来の店舗」「新しいショッピング体験」のスタンダードをつくります。

■背景
昨今、国内外のアパレルやブランド企業などがメタバース空間上で「NFT(Non-fungible token / 非代替性トークン)」を活用した商品の販売が盛り上がりを見せ、海外ではスーパーマーケットなど小売業界もNFTや暗号資産を用いたメタバース空間の店舗展開に向けて動きが加速するなど、次世代の顧客接点や販売手法としてメタバース・NFT活用に注目が集まっています。

当社はこれまで、小売企業のDX推進事業において販促データ基盤を構築し、新たな広告事業の立上げ支援を行うなど、リアル店鋪とデジタルを横断した新たな購買体験の提供に取り組んでまいりました。また、フォトグラメトリー技術やCG制作を強みとする「株式会社CyberHuman Productions」では、メタバース空間のバーチャルイベント企画制作やデジタルヒューマンの制作等を行うほか、研究開発組織「AI Lab」において深層学習を用いた3DCGモデル生成の研究やロボットによる遠隔接客の研究をすすめるなど、AI・3DCG技術の研究開発と社会実装に注力しています。

当社がこれら多岐にわたるサービスおよび技術を提供する中、実店舗、ECに次ぐ新たな商空間として「メタバース」でのマーケティング活動支援のニーズが高まってまいりました。

■事業概要
このような背景のもと、サイバーエージェントグループが培ってきたAIや3DCG技術、小売企業等へのDX支援実績を活かして設立した新会社CyberMetaverse Productionsでは、小売企業やアパレルなどブランド企業における、バーチャル店舗での新たな収益源の確立を支援します。

既存のメタバースプラットフォームを活用することはもちろん、企業やブランドの世界観を表現する場としてオリジナルのメタバース空間を構築することも可能です。実店鋪のような写実性のあるバーチャル店舗から、アニメ調のキャラクターデザインまで、企業ブランディングに合わせたメタバースの商空間を作りあげます。そして、メタバース空間における広告事業の展開から、収益向上に向けた運用までサポートいたします。

近年注目を集める、NFTを活用したオリジナルのデジタルアイテムの制作販売や、NFTや独自の暗号資産(仮想通貨)を用いたロイヤリティプログラムの構築など、新たなショッピング体験の提供を支援します。

また、バーチャル店舗における店員アバターの接客サービスも提供いたします。企業の社員による遠隔接客、対話技術を用いたAI接客アルバイターの派遣など、様々な形でメタバース空間における接客をし、顧客の購買意欲を促進します。

さらに、店員アバターは、写実的で現実の人間と比べ違和感のないCGモデルで制作することが可能です。当社はこれまでも、2021年に著名人のデジタルツインをキャスティングするサービス「デジタルツインレーベル」の提供および、「デジタルヒューマン研究所」を発足するなど研究開発に取り組んでまいりました。それら技術を活かし、メタバース空間での体験価値向上を目指すとともに、2023年までに、Unreal EngineやUnityエンジニア、CGアーティストを中心に100名の新規採用を実施、さらなる体制強化に努めます。

■今後
株式会社CyberMetaverse Productionsでは、メタバース空間における新しい「未来のショッピング」の形として収益モデルを構築するとともに、「実店舗 × EC × メタバース」3つの商空間を複合データで繋いで販促活動を支援し、マーケティングやブランド価値向上の貢献に努めてまいります。


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