文藝春秋・IAS・フォーエム、ブランドセーフなディスプレイおよび動画広告の提供開始
Integral Ad Scienceは、フォーエムと連携し、文藝春秋のウェブメディアにて、アドフラウドとブランドリスクを除外した有効なインプレッションを買い付けられる新たな広告メニューを共同開発・提供を開始しました。
文藝春秋のウェブメディア「文春オンライン」「Number Web」「CREA WEB」では、この新たな広告メニューを利用し、ディスプレイ広告、動画広告の両フォーマットにおいて、アドフラウドとブランド毀損の脅威を排除した広告出稿が可能になります。
ブランド毀損に対する懸念の高まり
IASを活用したディスプレイ、動画広告を開発した背景
日々、膨大な量のデジタルコンテンツが生み出される中、ブランドにそぐわないコンテンツに広告が表示されることで広告主が被るブランド毀損リスクはますます高まっています。
IASが過去に実施した「IAS波紋効果調査」では、日本の回答者の90%近くが低品質なコンテンツ環境に表示された広告のブランドは「鬱陶しい」と感じ、70%近くはその広告配信の責任を「広告主」に求める傾向が分かっています。ブランドに不適切な、あるいはネガティブな感情を含むコンテンツに隣接した広告表示がもたらすブランド毀損対策の重要性と緊急性が高まる中、改正個人情報保護法やクッキーレスという新しい環境下でも機能する、新たなソリューションが業界全体で強く求められています。
文藝春秋では、昨今の世界情勢の中でさらに高まりを見せるブランド毀損リスクを最低限に抑制し、安全かつ安心して広告出稿できる環境を確保する新たな広告メニューを検討する中で、ブランドセーフティのテクノロジーを有するIAS、IASのパブリッシャー ソリューション パートナーであるフォーエムと共同した、ネガティブな記事を除外した広告配信メニューとの開発提供に至りました。
IASでは、デジタル広告をブランド毀損の脅威から解放し、掲載先(配信先)コンテンツと広告の適合性をさらに高めることが可能なブランド適合性ソリューション「コンテクストコントロール」の提供など、いち早くこの課題に取り組んで来ました。また、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会、一般社団法人日本広告業協会、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会の広告関係3団体による新たなデジタル広告品質の第三者認証機構「JICDAQ」の設立以来、広告主・代理店・媒体社と協力し、JICDAQ が定める8つのブランドセーフティ要件をすべて加味した「JICDAQ セグメント」と呼ばれる広告配信制御フィルタも基礎的な機能として提供しています。
文藝春秋のウェブメディアでは、ブランド毀損からの保護で実績のあるIASの技術を連携することにより、アドフラウドやブランドリスクを除外するだけでなく、JICDAQ基準の8つの要件を加味した配信が行える、新たな広告メニューの提供を実現しました。広告主は、媒体社による事前の判定を経た、有効なインプレッションのみを安心して購入することができます。
Integral Ad Scienceの日本カントリーマネージャー山口武は、次のように述べています。
「日本のデジタル広告業界は、依然としてアドフラウドとブランドリスクの課題に立ち向かうべき状況にいます。今回、文藝春秋様、フォーエム様とのパートナーシップを通じ、広告主の皆様がブランド毀損の不安を抱えることなく、適切な広告掲載面を能動的に選出できることを可能にできたことを非常に嬉しく思います。弊社のコンテクストコントロールを用いた広告配信により、広告主、そして広告代理店のみなさまが、より効率的かつ効果的にブランドに適切な配信を実現し、日本の広告市場の健全化に向けた更なる一歩となることを願っています。」