ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

博報堂DY HD、ウェルビーイング・リコメンドエンジンの特許取得

博報堂DYホールディングスの研究開発部門マーケティング・テクノロジー・センター(以下 MTC)と株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は共同で、嗜好や価値観などの心理的情報をもとに、生活者一人ひとりのウェルビーイング向上に資するリコメンドを行う「ウェルビーイング・リコメンドエンジン」を開発し、特許を取得しました。(特許7325598号)このエンジンを活用するウェルビーイング・リコメンドの仕組みを「Well-Giving Cycle(ウェルギビング・サイクル)」と名付けて提供を開始し、クライアント企業のウェルビーイング事業やサービスの開発を支援します。

博報堂ミライの事業室は、生活者一人ひとりのウェルビーイングの実現を目指し、「Better Co-Beingプロジェクト」を推進し、事業創造に活用する診断指標「生活者ウェルビーイング21因子」を開発するなど、様々なパートナーとともに共同研究や事業開発に取り組んでいます。またウェルビーイング分野での研究開発は、博報堂DYホールディングスのMTCと連携して行っています。

その中で、生活者一人ひとりのウェルビーイングの実現には、主観的なウェルビーイングに基づいた「究極のパーソナライズド」と「習慣化のデザイン」の設計が重要であることが分かりました。こうした背景からMTCとミライの事業室は、多様な生活者とウェルビーイングに携わる事業やサービス、商品をつなぐことができる仕組み「Well-Giving Cycle」の開発とそのリコメンド方法の特許出願を行いました。

Well-Giving Cycle

「Well-Giving Cycle」は、生活者の属性などの客観的なデータや、性格・価値観など生活者一人ひとりの主観的なデータを獲得し、ユーザーの潜在的な心理状態を表現する因子を分析、それらをサービスや情報に紐付けて、ユーザーにリコメンドする仕組みです。

「生活者ウェルビーイング21因子」で分類した、ウェルネス分野(健康)、ニューネス分野(新しいものとの出会い)、コミュニティ分野(人とのつながり)といった主観的ウェルビーイングのデータに関する回答によって、潜在的な心理状態を把握し、生活者一人ひとりにあわせたサービスや情報をリコメンドすることができるほか、それらの結果を踏まえて企業が新たな商品やサービス開発、インナー向けの施策などに活用することが可能です。
ウェルビーイング行動を促進させる「Well-Giving Cycle」は、組み込む事業内容、対象となる顧客、実施場所にあわせて、UI/UXを変え、その人にとって最適で新たなサービスや情報をリコメンドし、それぞれの行動習慣を変えることで、生活者一人ひとりのウェルビーイングを実現します。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加