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セプテーニHD、連結子会社のコミックスマート社の株式56.8%をベンチャーキャピタル3社に売却 デジタルマーケティング事業に注力のため

コミックスマート

セプテーニHDは、同社の連結子会社のコミックスマート社の株式56.8%をベンチャーキャピタル3社に売却することを発表しました。本株式譲渡によりコミックスマートならびにその完全子会社である Qzil.la 株式会社は当社の連結対象から除外され、持分法適用関連会社となります。売却額は非開示ですが、2024 年 12 月期第1四半期において子会社売却益を計上する見込みです。売却先のベンチャーキャピタル3社の社名も非開示です。株式譲渡実行日は、2024 年3月 31 日まで(予定)。

売却理由

事業ポートフォリオを適宜見直しながら成長を続けてまいりました。現在の主力事業であるデジタルマーケティング事業、将来的に高い成長性と収益性が見込まれるメディアプラットフォーム事業という2つの事業を手がけております。メディアプラットフォーム事業においては、IP プラットフォーム事業をグループにおける次の柱とすることを目指し、これまでグループ内での投資及び事業運営を続けてまいりました。

IP プラットフォーム事業を手がけるコミックスマートは、昨今のコロナ禍における巣ごもり需要を捉えた国内での電子書籍市場の盛り上がりや日本発のアニメ作品のグローバルでの人気の高まり、さらに今後数年における Webtoon 市場への成長期待など、コミックスマートが属するマンガ・アニメ産業の市場環境の追い風を受け、2022 年 10 月にさらなる成長加速のための当社グループ外からの資金調達を実施いたしました。

一方、当社から 2023 年 12 月 11 日公表の「代表取締役及び取締役の異動並びに次期経営体制に関するお知らせ」にてお知らせした通り、当社は来期に向け経営体制の刷新を図った上で、事業ポートフォリオとして中核事業であるデジタルマーケティング事業へのさらなる集中を高めることで今後の持続的かつ飛躍的な非連続の成長を目指してまいります。そのような経営環境変化の下、IP プラットフォーム事業のコミックスマートについては当社グループ外において事業運営や資金調達を行うことで、これまで以上に大胆かつ機動的な事業投資・運営が可能となることから、コミックスマートの持続的な成長と事業価値の最大化、ひいては当社の企業価値向上につながるとの判断に至り、本株式譲渡について決定いたしました。


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