ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

イルグルム、24年9月期上期は増収減益 利益は半減

2024.5.8

イルグルム
イルグルムの2024年9月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比2.2%増の18億5100万円、営業利益が同49.2%減の1億600万円、経常利益が同49.5%減の1億700万円、純利益が同59.8%減の5200万円でした。

国内のインターネット広告市場については、社会のデジタル化を背景に2023年のインターネット広告費は前年比107.8%の3兆3,330億円(株式会社電通「2023年日本の広告費」)と継続的に高い成長率を維持しており、総広告費に占める割合は45.5%に達しています。

コマース支援事業の売上高の増加により増収となりましたが、利益率の高い主力サービス「アドエビス」の減収、コマース支援事業の利益率が低下し前期比で減益となったことにより、売上高増加、営業利益減少、経常利益減少、純利益減少となりました。

マーケティングDX支援事業においては、インターネットにおける消費者行動を横断的に測定し、マーケティングに活用するためのクラウドサービスを提供しています。売上高は14億3700万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益は7800万円(前年同期比50.4%減)となりました。前年同期との比較においては「アドエビス」の減収により減収減益となりましたが、「Growth Step Program」や「CAPiCO」を軸としてアカウント数の増加に取り組んだ結果、アカウント数については前連結会計年度末から増加しています。

コマース支援事業において、EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」及びEC構築からマーケティング支援までのECソリューションを提供しています。「EC-CUBE」はフリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供しており、EC事業者のインフラ整備や売上向上に貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行等)の提供事業者から決済手数料収入を得るというエコシステムを構築しています。売上高は4億1500万円(前年同期比28.6%増)、セグメント利益は2500万円(前年同期比52.8%減)となりました。EC構築事業の大幅増収により売上は伸長していますが、利益率の高い決済手数料収入の減収に伴い、セグメント利益については減益となりました。

2024年9月期の連結業績は、売上高が前期比13.1%増の41億円、営業利益が同24.7%減の2億4000万円を計画しています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加