日本テレビHD、ファッションECサイト関連で110億円等の特損を計上

日本テレビHDは連結子会社であり、ファッションECサイトを運営するla belle vie株式会社（以下、「ラベルヴィー」）について、新型コロナウイルス感染症の５類感染症移行後における顧客の実店舗への回帰や、急激な円安による在庫調達の難化等による影響を受けて、2024年３月期において事業環境が大きく悪化しました。これに伴い、事業計画の見直しを慎重に行った結果、ラベルヴィーの株式取得時に超過収益力を前提として計上した連結上ののれん及び無形固定資産（その他）について、投資額の回収に不確実性が高いことから、2024年３月期における未償却残高の全額となる110億５千８百万円を減損損失として計上しました。また、ラベルヴィーの事業用資産について、収益性の低下により投資額の回収が困難と見込まれるため、2024年３月期における未償却残高の全額となる４億４千４百万円を減損損失として計上しました。

また、日本テレビが保有するラベルヴィーの株式について再評価を行った結果、実質価額に大幅な低下が認められたことから、関係会社株式評価損101億８千１百万円を計上しました。また、ラベルヴィーの財政状態の悪化に伴い、同社に対する貸付金について貸倒引当金繰入額５億円を計上するとともに、関係会社事業損失引当金繰入額３億１百万円を計上しました。

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