博報堂、モビリティDX領域でFIG社と業務提携契約
2025.3.19
博報堂は、移動体通信・ペイメントをはじめとしたIoT分野において独自の技術を有するFIG株式会社と業務提携契約を締結しました。
背景
モビリティ業界は、技術革新とともに急速に進化しており、EV化や自動運転車両、MaaS(Mobility as a Service)の普及、生活者ニーズの多様化により、業界全体がデジタル化を必要としています。特に販売領域では、接客対応や顧客管理、業務プロセスにおいてアナログ的な運用が多く残っており、デジタル技術を駆使した顧客体験の向上や業務効率化が急務です。
FIGの役割
FIGは移動体通信、ペイメントをはじめとしたIoT分野で豊富な経験と高い技術を持ち、モビリティ業界に対してバス・タクシー・トラック向けのIP無線システムや配車システム、公共交通向けの高セキュリティペイメントサービス、バスロケーションシステムなどを提供しています。
業務提携の目的
これまで博報堂とFIGは、販売店における電話接客の向上を目的とした「HAKUHODO CTI」の開発や、IP無線を活用した積載車運行管理の効率化、AIを活用した商談音声要約・評価など、自動車販売領域のDX化に取り組んできました。今回の業務提携により、その動きをさらに加速させます。
博報堂の生活者価値をデザインする力と、FIGの通信・ソフトウェア・ハードウェアを組み合わせたIoT技術によって、モビリティ業界の販売領域のDX化を中心に、業界全体が抱える課題に対応する革新的な支援体制を構築することを目指します。