LINEヤフー、26年3月期上期は増収増益の好決算

2026年3月期上期の連結業績は、売上収益が前年同期比7.6%増の9,953億6,700万円、営業利益が同24.2%増の2,145億2,600万円、税引前 中間利益が同31.8%増の1,907億300万円、純利益が同58.5%増の1,383億1,300万円となりました。
売上収益は9,953億円(前年同期比7.6%増)、調整後EBITDAは2,512億円(前年同期比7.2%増)となり、ともに中間連結会計期間として過去最高を更新しております。売上収益は、PayPay連結の成長に伴う戦略事業の増収、アスクルグループやZOZOグループ等の好調な業績、BEENOS株式会社の連結化の影響によるコマース事業の増収、アカウント広告の成長によるメディア事業の増収などが寄与し、中間連結会計期間として過去最高となる9,953億円(前年同期比7.6%増)となりました。調整後EBITDAにつきましては、増収により販促費の増加や前年同期における子会社の支配喪失利益(現金取引)の計上による増益の反動減があったものの、中間連結会計期間として過去最高となる2,512億円(前年同期比7.2%増)となりました。
2026年3月期第2四半期においては、LINE MANの連結子会社化に伴い、企業結合に伴う再測定益を計上したことが主な要因となっております。
当中間連結会計期間のコマース事業におきましては、アスクルグループおよびZOZOグループなどの子会社やサービスEC事業を中心に事業が拡大したことに加え、2025年5月にBEENOS株式会社を連結子会社化したことを受け、前年同期比で増収となりました。コマース事業の売上収益は4,326億円(前年同期比5.3%増)となりました。調整後EBITDAは、販売促進費や広告宣伝費等の増加、前年同期におけるバリューコマース株式会社の支配喪失利益の計上による増益の反動減などにより、705億円(前年同期比7.8%減)となりました。
当中間連結会計期間の戦略事業におきましては、PayPay連結取扱高が9.2兆円(前年同期比24.7%増)となり、順調に増加しております。PayPay銀行株式会社の貸出金残高は1兆305億円(前年同期比25.8%増)となりました。売上収益は、PayPay連結の成長に加え、2025年6月にLINE Bank Taiwan Limitedを連結子会社化したことにより、2,063億円(前年同期比28.6%増)となりました。調整後EBITDAは、販売促進費や支払手数料が増加したものの、前年同期におけるLINE Payの国内サービス撤退費用の計上の反動により、438億円(前年同期比110.7%増)となりました。
当中間連結会計期間のメディア事業におきましては、売上収益が3,571億円(前年同期比0.2%増)となりました。調整後EBITDAは、生成AI関連費用等の増加により、1,332億円(前年同期比5.8%減)となりました。アカウント広告に関しては、「LINE公式アカウント」における有償アカウント数の増加や従量課金の拡大を背景に高成長を継続し、売上収益は前年同期比17.2%増となりました。
なお、2026年3月期の連結業績につきましては、売上収益が前期比9.5%増の2兆1,000億円を計画しております。







