博報堂、バイドゥ株式会社と戦略的パートナーシップを締結
中国における新プラニングソリューション開発に着手
株式会社博報堂 (東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂) および、バイドゥ株式会社 (東京都港区、代表取締役社長:張成煥、以下バイドゥ (百度日本法人))は、中国市場をターゲットとする企業・団体に向けて、博報堂が持つ生活者データと中国百度の検索データを活用した、新しいプラニングソリューションを提供するため、戦略的パートナーシップを締結しました。これにより、先進的なデータマーケティング、及び最適なメディアプランの策定、広告配信までを一元化したサービスの実現を目指します。
中国の13億人超のマーケットをビジネスチャンスとしてとらえている日本企業が多い一方で、中国マーケットの規模、スピード、慣習の違いに苦戦を強いられている企業が多いのも事実です。中国では、80年代生まれ (28-37歳) の消費層を筆頭に、電子決済やイーコマース、AIを活用した顔認証など、社会全体でデジタル化が急速に浸透しています。デジタル広告のシェアも増加の一途で、2014年にはテレビ広告を抜いてトップになっています。中国における検索サービスの使用率は82.8% (*CNNIC 2018年3月データ) で、「百度検索」 の使用率は82.9% (*CNNIC 2018年1月データ) と圧倒的なシェアを占めており、1日の平均検索回数は約100億回に達します。*CNNIC=中国ネットワークインフォメーションセンター
博報堂とバイドゥは2018年2月、中国データ・ドリブン・マーケティング・サポートチーム「Hakuhodo × Baidu Japan プラニングスタジオ」を結成し、共同ソリューションの開発に着手しました。第一弾は、中国生活者を全方位的に捉えることができる「360度中国生活者データ」を構築します。博報堂が保有する独自のデータ処理技術 (データフュージョン) により、統計的手法で、百度検索データ、博報堂の中国生活者データ (GlobalHABIT)、オンライン行動データ、オフライン調査データ、テレビ視聴データなどを疑似シングルソース化します。
博報堂とバイドゥ (百度日本法人) は、両社のデータアセットとケイパビリティ・ノウハウを活用し、デジタルメディアの効率的かつ効果的な新プラニングソリューションの提供を通じて、日本・中国市場の活性化、及び日本企業の中国マーケットにおける成功の一助として尽力してまいります。
http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/46948