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93%がCookieの利用規制に関心【イルグルム調査】

cookie利用調査

株式会社イルグルムは、マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」のメールマガジン購読者103名を対象にCookie利用制限の影響に関するアンケート調査を実施しました。

調査結果概要

  1. 93%がCookieの利用規制に関心
  2. 約半数がCookie利用制限の影響を実感
  3.  84%がCookie利用制限の対策に関心
  4.  65%がCookie利用制限の対策を実施・検討中
  5.  実施・検討中の対策は1位が「影響がない施策・ツールを検討」、2位「情報収集」

調査の背景
近年、オンラインにおけるプライバシー保護への関心の高まりからWebブラウザの閲覧履歴などを保存する「Cookie」の利用を制限する動きが本格化しつつあります。EUで施行されたGDPR(一般データ保護規則)をはじめ、Webブラウザにおける3rd party Cookieの利用制限など、Web上のユーザー行動データの収集において大きな変化が起きています。国内でも公正取引委員会や政府の個人情報保護委員会を中心に同様の動きが見られる中、Cookie利用規制の影響について、企業の広告運用やデータ分析等の業務に関わる103名を対象に調査を行いました。

調査結果
1. 93%がCookieの利用規制に関心

「Cookieの利用規制についての関心度合い」について聞いたところ、93.3%が「非常に関心がある」または「どちらかといえば関心がある」と回答しました。関心度をWebプロモーション費別でみると、広告予算が300万円未満の企業では「非常に関心がある」が49.2%なのに対し、300万円以上の企業では70.5%となり、広告予算が高いほど、Cookieの利用制限への関心も高くなる結果になりました。

2. 約半数がCookie利用制限の影響を実感

「日々のマーケティング活動の中でCookieの規制の影響を受けていると感じたことはありますか」という質問に対して、43.9%が「非常に影響を受けていると感じる」または「どちらかといえば影響を受けている」と答え、約半数が影響を実感していることが判明しました。
具体的に影響を受けている場面(複数回答)としては、「広告の効果計測ツールで正しく計測できてないと感じたとき」(27.3%)、「リターゲティングの効果が悪くなっていると感じたとき」(22.7%)、「周囲から対策・対応を求められたとき」(22.7%))などが挙げられました。主にWeb広告の効果測定において影響を実感しているようです。

3. 84%がCookie利用制限の対策に関心

「影響についての対策・解決策に関心はありますか」という質問には、84.1%が「非常に関心がある」または「どちらかといえば関心がある」と回答し、Cookie利用制限対策への関心の高さが現れる結果となりました。

4. 65%がCookie利用制限の対策を実施・検討中

影響についての対策・解決策の実施状況については、「実施している」と答えたのは13.4%と少ないながらも、52.4%が「実施はしてないが、検討している」と回答し、今後対策を実施する企業が増えることが考察されます。

5. 実施・検討中の対策は1位が「影響がない施策・ツールを検討」、2位「情報収集」

「具体的に実施・検討しているか」(自由記述形式)という質問については、「影響がない施策・ツールを検討」という回答が64.1%で首位となりました。具体的な施策については以下の通りです。

<実施・検討している施策(一部抜粋)>
・計測ツールの再検討
・CNAME追加対応
・影響のないメディアの検討
・DSP以外の集客方法も含めて検討
・リターゲティング以外の配信手法の検証
・1st partyデータの利用

調査概要
調査期間:2020年3月16日(月)~31日(火)
調査対象:広告運用、データ分析等の業務に関わる「アドエビスのメールマガジン購読者」103名
調査方法:インターネットによるアンケート調査


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