Apple、iOS14からの新たなアプリのトラッキング仕様を発表 〜目的の明示化・許諾などが必須へ〜
2020.6.24
Appleは、世界的な個人データ保護の動きを受けて、アプリでのトラッキングについても新たな仕様を加えることで規制を強化することを発表しました。ブラウザの世界では、サードパーティクッキーが様々な形で使用することができなくなっていますが、アプリのトラッキングも今後は注意が必要になりそうです。今年後半までの対応が求められそうです。
アプリでのデータの使用目的の開示
ブラウザの世界と同じく、アプリであってもそのアプリがどのようなデータをどのような目的で収集をするのか明示する必要になります。
追跡許可を必須に
こちらもブラウザの世界と同様ですが、アプリがユーザーを追跡したり、デバイスの広告IDにアクセスしたりする場合は、ユーザーの明示的な許可が必要になります。
AppTrackingTransparencyフレームワークの使用
ユーザーをトラッキングする場合は、AppTrackingTransparencyフレームワークを使用することが必要になります。IDFVでは、アプリやウェブサイトを横断した計測ができません。
アプリインストールのアトリビューションが可能に
今秋から、SKAdNetworkの広告を経由してインストールされたアプリのアトリビューションが可能になります。