iOS15のSafariではタブバーば下部に移動。広告やCDPのポップアップに悪影響か。
2021.7.12
Appleは、iOS15のベータ版の公開を開始しました。これまでもiOSがアップデートをするたびに、トラッキングの規制強化など広告業界に対しては大きな課題を投げかけてきましたが、今回もまた新たな課題が提示されそうです。
今回の変更では下図右のように、Safariのタブバーが上部から下部にUIの変更があるようです。下部に移動することで影響を受けるのは、クッキーの同意表示やポップアップで下部に固定表示される広告などです。
これまで多くの媒体は、ブラウザのUIに合わせてクッキーの同意を下部にポップアップ表示していました。また媒体によっては動画やバナー広告を下部に固定表示しているところもあったと思います。
しかし、タブバーが下部になることで、それらはタブバーに覆われる形となり、ユーザーは視認やアクションが難しいor不可能になると考えられています。
またこのタブバーの動きを阻止しようと媒体側で広告タグを変更しようとすると、今度はグーグルなど広告配信事業社のポリシーに反する可能性もあり、媒体としては新たな広告やクッキー同意の表示方法を考えないといけなくなりそうです。