Apple、iOS14でのIDFA制限を2021年に延期
2020.9.4
Appleは、9月頃にリリースされるとしていたiOS14にて、ターゲティング広告に利用する識別子でるIDFAの取得制限の変更を2021年に延期すると発表しました。
IDFAはiOS端末の個体を識別するもので、企業による広告のターゲティングやその効果の測定に利用されるため、広告業界・メディア業界・アプリ事業者など多くのステークホルダーがその動向を意識し、対応を模索していました。
Appleは延期の利用について「開発者が必要な変更を加えるための時間を設けたいので、このトラッキング許可を採用するという要件を2021年初頭に適用する」と回答しています。
Facebookは既にIDFAの変更が自社の広告商品に大きな影響を与えることを公表していますが、中止ではなくあくまで延期であるため、ステークホルダーが固唾を飲んで動向を探る状況は続きそうです。