電通デジタル、ファン育成戦略を学べる企業向け研修プログラムを提供開始
電通デジタルは、究極の顧客ともいえる“ファン”に焦点をあて、新たな顧客体験(以下、CX:カスタマーエクスペリエンス)変革を支援する新サービスとして、企業向けの研修プログラム「Fan Farming CX College(ファンファーミングシーエックスカレッジ)」を提供開始します。
近年、人口減少や市場変化などの背景から、企業活動において新規顧客の獲得とともに既存顧客との関係構築への重要性が高まっています。その一環として、「LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)」を高めるという考え方が重要指標の1つとして注目されており、特に、顧客の中でも究極の顧客といえる“ファン”の獲得・育成に向けた取り組みに注力する企業が増えています。(※顧客生涯価値とは、顧客から生涯にわたって得られる利益)
しかしながら現状として、統合コミュニケーションやキャンペーンの延長施策を短期的且つ準備不足のまま実施することでプロジェクトの趣旨が曖昧化してしまい、顧客との最適な関係構築に至らないケースが目立っています。
ファンの育成は、1つの象徴的な施策で短期達成されるものではなく、中長期的な視点を持ち、ブランドに関わる各部署の所属メンバー1人1人が、日々の業務の中でもファンを育むことを意識して取り組むことが必要なテーマといえます。そのため、まずはファン育成のための羅針盤となる戦略を部署横断のチームでしっかりと構築し、共通認識化しておくことが鍵となってきます。
電通デジタルでは、“今いるファンとの関係性を育みながらも、ポテンシャルファン(種)を見つけ、新たに関係性を育み(耕)、共に事業・ブランドを成長(開花)させる仲間を増やしていくためのブランド戦略・マーケティング戦略・顧客体験を紡ぎ直そう”と、「もっと、ファンを育む顧客体験変革力を」をスローガンに、新たなCX変革を支援する「Fan Farming CX(ファンファーミングシーエックス)※」のコンサルティングを強化しています。ファンを育むための戦略構築から体験開発の実装までを統合的に支援しており、この度これまで蓄積してきた知見やノウハウを体系化した企業向け研修プログラム「Fan Farming CX College」を提供します。
<研修プログラム概要>
施策実装の土台となるファン育成に向けた戦略策定プロセスのノウハウの習得を、より実践的な形で支援する独自の研修プログラムを構成しています。座学による基礎知識の習得にとどまらず、各企業に適した具体的なブランド題材を設定し実施します。ワークショップでは独自のフレームワークや他社事例集を存分に活用しながら、直接実務に役立つスキルの習得を支援します。
<Fan Farming CX Collageを通じたスキル養成領域>
<研修プログラム例>
2日半、全3回にわたって実施します。1日目は座学や個人ワークを通じ、ファン育成戦略を策定するにあたって必要な基礎知識のインプットを行い、2・3日目はワークショップ形式で、実際に戦略策定に必要な要素を集中的に議論していきます。ファン育成戦略策定の起点となるファン理解調査(Co-ファンリサーチ)の適切な設計方法を学ぶと共に、研修プログラムの一貫として実際に調査を行うことで、現状のファンパワーや、ファン化のプロセス、またファンの求心力を高める期待体験などについて理解を深めます。それらの調査結果を踏まえながら、当該ブランドにとっての理想的なファン像の明確化やファン育成のために必要なジャーニーの整理など、ワークショップを通じて戦略策定のポイントを体得できる研修プログラムを提供します。