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電通とギークピクチュアズ、縦スクロールコミックの制作を支援する「WONDER TOON LAB」を発足

電通)は、株式会社ギークピクチュアズと共同で、スマートフォンで読むことに特化した「縦スクロール」「オールカラー」のウェブコミック※1について、制作から展開までをサポートする共同制作チーム「WONDER TOON LAB(ワンダートゥーンラボ)」を発足させました。

 

 近年、電子コミック※2市場の成長・拡大が目覚ましく、2020年の市場規模は3,420億円に上り、コミック市場全体(6,126憶円)のうち、5割以上を占めています※3。特に、スマートフォンでの閲覧に特化した「縦スクロール」「オールカラー」のウェブコミック(以下「縦スクロールコミック」)が急成長を続けています。日本をはじめ、東アジアや北米でのユーザー数が増加しており、これらを原作に映像化したヒット作品も多数誕生しています。このように需要が高まる一方で、「縦スクロールコミック」は通常よりも工数が多く複雑なプロセスを経て制作されるため、まだ国内ではノウハウを持つ企業が少なく、また参入企業も限定的な状況にあります。

 こうした状況を踏まえ、今回発足した「WONDER TOON LAB」では、「縦スクロールコミック」市場への参入を検討している出版社やIP(知的財産)ホルダー向けに、原案やキャラクター等をベースに、企画・ネーム・作画・着彩等の制作工程から、事業戦略に基づくプロモーションやマーケティング戦略、そしてグローバル展開に至るまで、一気通貫でサポートする体制を整えました。

※1 ウェブコミックは、アプリ・ウェブブラウザ上での閲覧を前提にオリジナル制作された電子コミックを指す

※2 電子コミックは、漫画の形態を持つ電子出版物の総称。デジタル化された漫画単行本・漫画雑誌、アプリ・ウェブブラウザ閲覧

前提のオリジナルコミック(ウェブコミック)のいずれも含む

※3 出所:出版科学研究所『出版指標 年報 2021年版』による2020年度のレポート

<WONDER TOON LABサービスの概要>

電通 縦スクロールコミック

 具体的には、ギークピクチュアズが映像制作で培ってきたコンテンツクリエイティブのノウハウ、新規IPの開発・活用の実績、AIによる自動着色、NFTプラットフォーム・バーチャルスタジオといった自社開発テクノロジーと、電通が持つ、ユーザー体験を最大化するコミュニケーションプランニング力、豊富なクリエイター人財、マーケティングやプロモーション活動の企画・実施力、メディアネットワークや145カ国・地域に広がるグローバルネットワークを掛け合わせることで、従来のマンガファンだけではない多様なターゲットに向け、ヒットコンテンツを産み出す環境を構築していきます。

 電通は今後も、「縦スクロールコミック」をはじめとするウェブコミックを「顧客企業・パートナー企業の成長に資する」コンテンツへと導くための、さまざまな施策、プロジェクトを推進していく予定です。


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