コネクト、電通との共同事業で「オンデマンド生産×IP」による次世代型のグッズサービスを提供開始
KONNEKT INTERNATIONAは、株式会社電通とオンデマンド生産とIP(知的財産権)活用によるグッズの企画・販売を行う共同事業を開始します。なお、本事業は両社の共同出資により実施します。また、本事業の基幹サービスとして、様々なIPのグッズを展開するプラットフォームとしてのECサイト“Goods Luck(グッズラック)”を5月21日(日)20時よりオープンしました。
共同事業の背景と内容
これまでアニメ等のグッズは、在庫リスクや商品企画の自由度の問題から、多数のデザインを作ることが難しく、メインキャラクターだけが商品化されることが通常でした。顧客のニーズの多様化に対し、従来の企画生産方法だと潜在需要を満たす十分な商品展開ができないのが、グッズ業界の課題の一つに挙げられます。
そこで、カスタマイズ・オンデマンド生産のノウハウを持つコネクトと、さまざまなIPホルダーとのリレーションとクリエイティブ力・プロモーション力を持つ電通が、オンデマンド生産とIP活用によるグッズの企画・販売を行う共同事業を立ち上げました。
オンデマンド生産をベースにすることで、従来の在庫リスクから解放され自由な発想で幅広いMD企画が可能となります。また、顧客がキャラクターやデザインの組み合わせを自由に選べるカスタマイズ性の高さも加わることで、本当に欲しいグッズを手にしていただくことができるようになります。
共同事業のポイント
①商品バリエーションの大幅な増加
メインキャラクターだけではなくサイドキャラクターも商品化したり、これまでは1種類だったデザインを複数パターンで展開したりするなど、これまではできなかった企画を在庫リスクなしで実現します。それにより、多様な趣向をもつ顧客のロングテールな潜在需要に応えることができます。
②企画アイデアをタイムラグなく商品化して販売
これまでの商品企画で必要だった“需要予測”をする手間がなくなるため、リアルタイムで素早い企画ができます。例えば、メモリアルイベントでファンの熱量が高まっているタイミングを逃さずにすぐ商品化するなど、需要を迅速に捉えた販売を実現します。
③グッズ業界におけるカスタマイズ商品の普及
カスタマイズ商品への需要は各分野で増加しています。オンデマンド生産をベースにすることで、顧客が思い入れを感じられるカスタマイズ商品の提供が可能となります。名前や日付などのテキストを入れたりレイアウトを選択したり、顧客が自由にカスタマイズできるようにすることで、グッズの購入体験の付加価値を向上します。
④在庫リスクをなくす、SDGsに配慮したものづくり
オンデマンド生産の活用はグッズ・アパレル業界の課題である余剰在庫・過剰供給の防止になります。必要なものだけを生産することで、SDGsに配慮し、廃棄衣料の削減に貢献することも本プロジェクトの重要な目的です。
Goods Luck サービス概要
オンデマンド印刷と独自のユーザーインターフェース技術を組み合わせることでお客様の好きを形にする新しいグッズサービス。
在庫リスクをなくすことでこれまでグッズ化されにくかったキャラクターやシーンでもバリエーションを増やして商品化できたり、ユーザーのカスタマイズも可能にすることで、従来以上にコンテンツファンとのエンゲージメントを高めるグッズ企画を実現するサービスです。