毎日新聞社、2023年3月期決算を発表 減収減益で2年ぶりに赤字転落
2023.7.3
毎日新聞社は、2023年3月期決算を発表しました。売上高は595.23億円（前年比▲4.7%)、営業利益は▲11.96億円（前年0.24億円黒字）、経常利益▲10.96億円(前年1.06億円黒字）、当期利益は30.01億円となりました。
売上高は約5％の微減でしたが、販管費などの圧縮が売上の減少に追いつかず、営業利益と経常利益で赤字となり2021年以来の2年ぶりの赤字決算となりました。一方で、固定資産の売却などによって最終利益は約30億円となっています。
本業の毎日新聞の朝刊発行部数は23年4月時点で約178万部となっており、減少に歯止めがかかっていない状況です。一方で、近年の資材や光熱費の高騰から23年6月から購読料の値上げも発表しており、更なる部数減少の可能性が考えられます。
厳しい財政面が続く中、一刻も早い新聞業・不動産事業以外での新たな収入源の確保が求められています。
