オーリーズ、セールスリクエストを子会社化 BtoB企業向けの統合マーケティング支援を強化
- 子会社化の背景
オーリーズは、「アジャイルマーケティング・エージェンシー」のビジョンのもと、運用型広告の専門性を強みとして、アジャイルなマーケティング施策の実行とその環境づくりを支援することで、クライアントの事業成長に貢献してまいりました。
昨今のデジタル化の流れからBtoB企業のマーケティング活動においても運用型広告を活用する機会が増えています。一方でリード数は増えているが計画どおり売上に繋がらないなど、運用型広告がどれくらい事業成長に繋がっているか課題を抱えている企業も多いです。課題の一因として、BtoB企業ではリード獲得から売上に至るまで複数のタッチポイントやステークホルダーが存在するため、事業の特性・商習慣・戦略を理解した上で広告運用を行う必要性があります。
当社ではかねてよりSalesforceやAccount Engagement（旧Pardot）の開発支援を通じてマーケティング施策ごとの商談獲得単価を可視化し、課題を特定した上で、運用型広告を始めとしてコンテンツマーケティング、インサイドセールスなどを横断的に実行支援するなど、BtoB事業への深い理解をもとに運用型広告を軸とした統合マーケティング支援を行っていました。
弊社で実施した調査によれば、マーケティング施策やダウンロード資料の内容差分によってリード獲得後の商談や受注に対してどれくらい変化があるかモニタリング基盤を導入できている企業は1割となっており、弊社の強みを発揮できる機会が多く残されていると考えています。さらにモニタリング基盤が未導入の企業の課題として「導入意向はあるものの人材やリソースの不足により整備ができていない」という状況でございます。
そのようなBtoB企業のニーズも踏まえ、この度弊社の強みをさらに活かすべく、Salesforce、Account Engagement（旧Pardot）、そしてインサイドセールスを強みとするセールスリクエストをグループに迎え、クライアントの事業成長を一層果たしてまいります。当社だけではマーケティング領域が中心となっていた改善活動が、セールスリクエストの加入によりセールス活動も含めたより広範なビジネス成長への機会に対してご支援を行うことが可能になりました。
両社がこれまで培ってきたさまざまな業種や業態、組織規模のクライアントのご支援をもとに、今まで以上にマーケティング活動の投資効率と組織全体のアジリティ向上に貢献してまいります。
- セールスリクエストについて
株式会社セールスリクエストは、“BtoBスタートアップ企業の成長を加速する“というビジョンのもと、インサイドセールス代行×Salesforce・Account Engagement（旧Pardot）活用の2軸で事業展開を行なっております。
インサイドセールス代行とSalesforce・Account Engagement（旧Pardot）の導入支援、導入後の活用支援、運用実務まで網羅することでお客様のマーケティング成果の最大化を目指しマーケティング施策の効果検証を行います。
- 今後の取り組み
当社はセールスリクエストの子会社化により、BtoB事業向けの統合マーケティング支援を強化します。具体的には、以下のマーケティング支援機能をグループ内で内製化します。
■インサイドセールスの立ち上げ・実行
■インサイドセールスの内製支援
■Salesforce・Account Engagement（旧Pardot）の構築・運用
また、当社は業界では例の少ない「NPS®（ネット・プロモーター・スコア）」を導入しており、徹底した顧客志向の組織づくりをしています。この仕組みによって、当社の支援ではクライアントの経営層やマーケティング責任者と定期的なビジネスレビューを行い、オンライン広告等の特定領域に留まらない、より川上の課題に踏み込んだ提案を行っています。
この当社の強みと、セールスリクエストとの協業によって強化されたマーケティング機能によって、今後はリード獲得から商談最大化まで一気通貫した支援まで提供サービスを広げ、事業成長により大きなインパクトを与える支援の実現を目指します。
注：NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。
