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インティメート・マージャー、SMNへのターゲティング技術の提供を開始

SMN

インティメート・マージャーは、3rd Party Cookie を利用せずに、異なるドメイン間で3rd Party Dataを連携する共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」 をソニーグループでマーケティングテクノロジー事業を行うSMN 株式会社が提供する、DSP(Demand Side Platform)「Logicad」へ技術提供し、連携を開始しました。

 昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieはブロックされるほか、GoogleはChromeでの3rd Party Cookieサポート終了を2024年に延長することを発表しましたが実施自体には変わりはない方針を発表しています。これらの影響により、インターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで活用されてきた3rd Party Cookieに代わる対策が早急に必要とされています。

 これらの対策として、IMでは3rd Party Cookieに依存しない共通IDソリューション「IM-UID」を2020年12月より提供開始し、数々のマーケティングテクノロジー企業に向けて技術提供を行ってまいりました。そしてこのたび、新たにSMNが提供するDSP「Logicad」との連携を開始しました。

 この連携により、「Logicad」において、ユーザーのプライバシーを保護しながらiOSデバイスにターゲティング広告を配信することが可能になりました。配信先が拡大し、アプローチできるユーザーが増えることで、さらなる広告効果向上が期待できます。実際に、SMNが「IM-UID」を活用したターゲティング広告のテスト配信を行ったところ、テスト配信の結果、AndroidデバイスだけでなくiOSデバイスにもターゲティング広告を配信することで、imp数・CV数が増加することを確認いたしました。また、以下の事例では、CVR・CPAの改善が見られました。

【事例概要】

配信期間 2023年7月28日~8月10日

広告主 大手オンライン学習塾様(以下、A社)

商品 A社が提供する、小学生対象のオンライン学習塾コンテンツ

配信方法 「Logicad」で、以下のデバイスを対象にターゲティング広告を配信

□ Androidデバイス(3rd Party Cookieを使用したターゲティング広告)

□ iOSデバイス(「IM-UID」を使用したターゲティング広告)

【配信結果】
当該事例において、Androidデバイスのみへの配信実績と比べ、Androidデバイスへの配信とiOSデバイスへの配信を合わせた実績では、imp数・CV数が増加しました。また、CVRは約2.7倍向上し、CPAは約40%改善しました。これまでアプローチできなかったユーザーにターゲティング広告を配信できるようになったことで、広告効果が改善されました。
 


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