インティメート・マージャー、ポストCookie時代に対応した広告配信技術をPubMaticへ提供
インティメート・マージャーは、3rd Party Cookie を利用せずに、異なるドメイン間で3rd Party Dataを連携する共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」 をデジタル広告にて優れた成果をもたらすセルサイド・プラットフォームを提供するPubMaticのPrebidベースのID管理ソリューションである「Identity Hub」と連携開始しました。
昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieはブロックされるほか、GoogleはChromeでの3rt Party Cookieサポート終了を2023年に延長することを発表しましたが実施自体には変わりはない方針を発表しています。これらの影響により、インターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで活用されてきた3rd Party Cookieに代わる対策が早急に必要とされています。
これらの対策として、IMでは3rd Party Cookieに依存しない共通IDソリューション「IM-UID」を2020年12月より提供開始し、GMOアドマーケティング株式会社やユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社、株式会社ジーニー、ログリー株式会社などのマーケティングテクノロジー企業に向けて技術提供を行ってまいりました。そしてこのたび、新たにPubMaticの提供するPrebidベースのID管理ソリューションである「Identity Hub」との連携を開始しました。
今回の連携によって、PubMaticの「Identity Hub」を利用するパブリッシャーが開発工数を割くことなくPubMatic UI上の設定で「IM-UID」を有効化することにより、ヘッダー入札ソリューション「OpenWrap」やPrebidに含まれるビッダーに受け渡すなど、簡単にポストCookieに対応した広告配信をすることが可能になります。
なお、IMが提供しているポストCookieソリューションをSSPやDSPを提供している事業者と連携していき、今後もAdTech領域におけるポストCookie時代へ向けた対応を支援していく予定です。
当社は、消費者のプライバシーに配慮しつつ、DX時代の企業のプライバシーガバナンスへの対応を目指し、プログラマティック広告におけるポストCookie時代のデジタル広告のエコシステムにおいて、3rd Party CookieやデバイスIDに代わる選択肢を提供し、業界に貢献してまいります。