SMN、Minatoと共同で番宣広告接触ユーザーの高い広告効果を実証
SMNは、株式会社Minatoと共同で、SMNが提供する「TVBridge Ads」を用いて、テレビ番組の宣伝(以下、番宣)を目的としたデジタル広告配信における視聴割合の効果検証を実施しました。効果検証の結果、広告接触ユーザーの番組視聴割合が最大1.7倍向上したことを確認しました。
「TVBridge Ads」番宣広告配信について
テレビ番組の視聴を促す本来の番宣は、テレビ局様がテレビ内の枠を用いて訴求されることが主流ですが、「TVBridge Ads」では動画や静止画を用いて、ウェブメディアなどのデジタル広告枠で番組視聴を促す目的の広告配信と視聴分析をセットにした配信メニューを提供しております。
テレビ視聴データを使い、広告配信セグメントの生成と広告配信後の対象番組の視聴割合の分析レポートを提供しており、デジタル広告の接触によってどの程度、訴求した番組の視聴に寄与したかを確認できます。
・TVBridge Ads番宣広告配信メニュー概要フロー
広告配信面としては国内外の各SSPと接続をしており、国内最⼤級の在庫を保有しており、近年ユーザーが増加傾向にある主要OTTメディアへの配信も可能です。
・TVBridge Ads接続SSP一覧
効果検証の概要
「TVBridge Ads」を用いた番宣広告配信にて、広告非接触ユーザーと広告接触ユーザーの番組視聴割合の差異を分析しました。その結果、テレビ番組の特性に応じて配信セグメントを設定し、ユーザーのニーズを捉えた番宣広告の配信を行った結果、広告接触によりテレビ番組の番組視聴割合の向上に寄与することを確認しました。以下で2つの事例を紹介します。
・調査対象案件の詳細
【広告主】
東海地方テレビ局 A社
【実施メニュー】
TVBridge Ads 番宣広告配信
【訴求番組】
① 平日・朝の情報番組
② 土曜・昼の生放送新番組
【配信セグメント】
① 裏番組視聴者セグメント / 類似番組視聴者セグメント
② 同時間帯でのテレビ視聴習慣者セグメント
【配信期間】
① 2024年4月1日~2024年6月30日
② 2024年4月20日~2024年4月26日
効果検証の結果
効果検証を行った結果、下記のような結果となりました。
・事例①<平日・朝の情報番組における広告配信>における結果
広告非接触ユーザーと比較し、広告接触ユーザーの番組視聴割合が平均して1.4倍向上しました。ユーザーの興味関心に対して的確にターゲティング配信を行うことで番組視聴割合が向上したものと考えられます。
・事例②<土曜・昼の生放送新番組における広告配信>における結果
広告非接触ユーザーと比較し、広告接触ユーザーの番組視聴割合が平均して1.7倍向上しました。土曜・昼の時間帯は番組視聴割合が低下しやすいという背景がありながらも、日常的に同時間帯にテレビを視聴する習慣があるユーザーに対し、広告配信を行ったことで、訴求力を高められたものと考えられます。
上記の効果検証の結果から、ユーザーのテレビ視聴習慣や興味関心をおさえた番宣広告施策を実施することにより、広告接触ユーザーの番組視聴割合向上に寄与できることを確認しました。A社は、Minatoのデジタルマーケティング支援を通じ、SMNが提供する「TVBridge Ads」を活用することで施策の効果を把握し、持続性の高いマーケティング体制を構築しております。