博報堂DY HD、台湾のレシートデータ研究プロバイダー「麻布データテクノロジー」と提携
博報堂DYホールディングスは、台湾における累計30億件を超える実購買データを用いて生活者分析を行う「Invos Dataサービス」を提供する 麻布(マーブウ)データテクノロジー社と、台湾生活者の実購買データを活用した日台クロスボーダーマーケティングソリューション開発を目的とした戦略的パートナーシップを締結しました。
■拡大する台湾からのインバウンド需要と台湾現地ビジネス
2024年1~3月における台湾からの訪日外国人客数は147万人を超え、コロナ禍以前である2019年1~3月比で24.3%増となりました(※2)。また、観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2023年の消費額は2019年比10.2%増の5兆3,065億円となり過去最高を記録、国籍・地域別では台湾がトップで7,835億円(構成比14.8%)にのぼる(※3)など、台湾からのインバウンド需要が急速に拡大していることがうかがえます。また台湾は、日本企業のアジアへのマーケット拡大における重要な足掛かりとしても注目されています。
■台湾最大級(※4)のレシートデータ分析サービスを提供する麻布データテクノロジー社との提携により、日本企業に向けた日台クロスボーダー領域でのフルファネルマーケティング支援を推進
このような背景を受け当社では、台湾生活者の訪日インバウンドによる売り上げ拡大や、台湾現地ビジネスへの参入を検討する日本企業に向けた日台クロスボーダー領域でのフルファネルマーケティング支援を目的に、台湾最大級のレシートデータ研究プロバイダーである麻布データテクノロジー社との提携を行いました。同社は、台湾において累計30億件を超える実購買データを保有しており、それらを活用した市場機会の分析、競合分析、消費者インサイトなどのInvos Dataサービスを提供しています。
台湾最大級のオンライン/オフライン購買データを保有する同社と提携することにより、台湾生活者を俯瞰的に洞察できるビッグデータ分析やビッグデータを活用した新・ 生活者リサーチ(※5)に加え、メディアプランニングからIDベースドの広告配信と購買観測、ロイヤルカスタマーの育成といったフルファネルマーケティング支援や、データマーケティング応用までを実現するマーケティングソリューションの開発に取り組んでまいります。
なお、先行して、同社が保有する30億を超えるオンライン・オフラインの実購買データを活用した台湾生活者リサーチをMTCが実施しました。これら調査データの当社独自メディアプランニングツールへの実装も実現しており、台湾現地ビジネスへの参入を検討する日本企業はこれらを活用することにより、台湾におけるマーケティングプラニングに活用いただくことが可能です。
【生活者リサーチの具体例】
・ 一年以内特定カテゴリー購入者でのブランド浸透度調査
・ 特定ブランド・商品購入者への利用実態把握調査
・ キャンペーントレース調査