博報堂DY HD、25年3月上期決算を発表 営業利益は前年度比約560%増
博報堂DY HDは、25年3月上期決算を発表しました。売上高(注2)は7,353億93百万円(前年同期比5.4%増収)、収益は4,278億53百万円(同7.1%増収)となりました。
売上高を種目別に見ますと、インターネットメディア、テレビ、アウトドアメディアが前年同期を上回る伸びとなり、メディア合計としては増収となりました。メディア以外においても、マーケティング/プロモーションでの大型案件が貢献し、前年同期を大きく上回りました。
また、得意先業種別では前年同期比で、「家庭用品」、「医療・教育・宗教」などで下回りましたが、「官公庁・団体」、「情報・通信」などで大きく上回り、21業種中、13業種が前年同期を上回りました。売上総利益に関しても、1,835億46百万円(同4.8%増加)と前年同期より84億56百万円の増加となりました。なお、このうち国内事業については1,334億59百万円と4.8%の増加、海外事業についてはアジアにおいて堅調に推移したことに加えて為替影響もあり、530億30百万円と5.8%の増加となりました。
販売費及び一般管理費は、前年同期とほぼ同水準で推移した結果、営業利益は88億76百万円(同559.4%増加)、経常利益は97億99百万円(同175.1%増加)となりました。
これに特別利益13億75百万円及び、北米における構造改革関連費用などの特別損失70億92百万円を計上し、税金等調整前中間純利益は40億81百万円(前年同期は11億53百万円の純損失)となりました。また、法人税等の税金負担額79億37百万円及び非支配株主に帰属する中間純利益11億34百万円を差し引いた結果、親会社株主に帰属する中間純損失は49億89百万円(前年同期は108億72百万円の純損失)となりました。