博報堂ＤＹホールディングスと松尾研究所ら、「広告特化型LLM」共同開発
2025.4.24
博報堂DYホールディングス、博報堂テクノロジーズ、松尾研究所は、大規模言語モデル（LLM）を広告領域向けに高度化し、広告コピーの「多様性」と「品質」を両立する自動生成技術を共同開発しました。従来の広告生成AIが抱える表現の画一性という課題を克服し、より多彩で説得力のあるコピー生成を可能にします。
この技術は、Meta社のLlamaをベースに、Supervised Fine-Tuning（SFT）やRLHF（DPO手法）などの最先端アプローチを組み合わせることで実現。ペルソナやカスタマージャーニーを導入することで、消費者の属性や行動に合わせた広告コピーの自動生成も可能になりました。
評価の結果、生成された広告コピーは、品質指標でGPT-4oと同等水準を保ちながら、多様性指標でより高い値を示すことが確認されています。これにより、広告制作コストの低減と、あらゆる企業が生活者に響く高品質な広告を展開できる環境整備に貢献します。
開発された広告コピー生成モジュールは、博報堂DYグループの統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」に導入予定です。
