Facebook、リード獲得広告を正式リリース
●リード獲得広告を正式リリース
近頃は、スマートフォンひとつで本当にいろいろなことができるようになりました。携帯電話は、今や単なるコミュニケーションツールではなく、エンターテインメントやショッピングのための道具でもあります。しかし、サービスについて問い合わせたり、商品を購入したりと、一歩踏み込んだやりとりをしようとすると、まだまだモバイル機器では面倒なことも少なくありません。だからこそFacebookでは、安全かつ手早く個人情報を入力できる手段として、「リード獲得広告」をテストしてきました。
●これまでになく簡単になったフォーム入力
リード獲得広告のリリースにより、ニュースレターの購読、イベントへの参加登録、キャンペーンへの申し込み、商品に関するお問い合わせなど、あらゆる場面において、モバイル機器からのフォーム入力がこれまでになく簡単になりました。
リード獲得広告をクリックすると、Facebookに登録している名前やメールアドレスなどの情報が、フォームの該当欄に自動的に入力されます。必要な情報がすべてFacebookに登録済みである場合は、フォームを開くための1回と情報を送信するための1回、つまり最短2回タップするだけで手続きを完了させることができます。もちろん、他のFacebook広告同様に、プライバシー保護には万全の注意を払っています。フォームに自動入力された情報は、送信前に任意に編集することができ、[送信]ボタンをタップしない限りは送信されることもありません。
正式リリースにあたって追加された機能としては、リード獲得広告のフォームに自由回答欄やを多項選択欄を追加できるようになりました。標準の入力欄とカスタムの入力欄を組み合わせ、ビジネス上重要な情報を簡単に収集することができます。また、注意書きの部分も自由に変更できるようになったため、たとえば法務部によって認可されている利用規約に置き換えることができます。
●リード獲得広告の設定
リード獲得広告は、設定も簡単です。広告に使用するクリエイティブ、ターゲット設定、そして入札タイプを指定したら、フォームの項目を決めるだけです。詳しくはヘルプセンターでご確認ください。
●リアルタイムなリード管理
Facebookのパートナーが提供する統合マーケティングプラットフォームを利用し、CRMソリューションとリード獲得広告を連携させることにより、簡単かつ迅速にリードを管理することができます。リアルタイムでリードを獲得し、対応できるため、企業による迅速な対応を求める顧客の期待に応えやすくなります。現時点ではDriftrock、Marketo、Maropost、Oracle Marketing Cloud、Sailthru、およびSalesforceが対応ソリューションを提供しており、今後もパートナーは増える予定です。
上記以外にも、Facebook APIを利用することによって、リード獲得広告とCRMを連携させ、リアルタイムでリードを獲得することが可能です。また、リード情報はCSVファイルとしてダウンロードすることもできます。
ウェブサイトにFacebookピクセルを実装済みであれば、問い合わせや申し込みの可能性が高い人に向けてリード獲得広告を配信し、さらにリード獲得単価を計測することもできます。
【リード獲得広告の先行事例】
リード獲得広告は、商品やサービスに関心を持ってくれている人々とつながるための手段として、様々な業界においてご活用いただけます。たとえば、書店であれば新刊予約の受け付けに、自動車メーカーであれば見積もりの受け付けにご利用いただくことができます。
ランドローバーUSAでは、デバイスを問わないシームレスな体験を提供すべく、モバイルでも見積もりを申し込みやすくしたいと考えていました。そこで、ランドローバーに興味を持っている人たちへリーチするにあたって、リード獲得広告を導入しました。
「初期のA/Bテストの結果、リンク広告でウェブサイトに誘導してからフォームを記入してもらうのと比べ、リード獲得広告を利用したほうがより多くのリードを獲得することができ、コンバージョン率も高くなりました。また、リード獲得単価についても、これまでリード獲得のために実施してきたソーシャル施策と比べ、4分の1に削減できました。」(ランドローバー、デジタルマーケティング&ソーシャルメディア担当マネージャ、Kim Kyaw氏)
スチュアートワイツマンは、新商品情報やキャンペーン情報をメールで受け取りたい人たちにリーチするためにリード獲得広告を利用しました。
「弊社のメールマガジンでは、新商品について先行公開したり、スチュアートワイツマンの舞台裏について紹介したりしています。メールは、ビジュアルなストーリーテリングで購買を促進できる、貴重なツールです。リード獲得広告を導入することによって、国内外の市場をまたいでリード獲得コストを52%削減することができました。」(スチュアートワイツマン、CMO、Susan Duffy氏)
他にも、南アメリカで不動産を扱うProperatiが、掲載物件へのお問い合わせを促すためにリード獲得広告を活用し、目覚ましい成果をあげています。
「リード獲得広告を導入したことによって、リード獲得に対する考え方が根本から変わりました。これまでも同様の施策は何度か試したことがありますが、結果はあまり思わしくありませんでした。Facebookのリード獲得広告では、4分の1のコストでリードを獲得することができ、また、実際に獲得しているリードの数も、ブラジルで通常獲得できる数の3倍あります。」(Properati、CEO、Gabriel Gruber氏)
リード獲得広告は、近い将来、動画やカルーセル形式にも対応します。また、デバイスを問わずリードを集められるように、モバイルだけでなくデスクトップにも対応する予定です。
詳しくはFacebookがマーケティング担当者向けに提供しております、下記、「Facebook For Business」のリンクからぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/business/news/JA-lead-ads-launch