DAC、リアル行動データプラットフォーム提供のTangerine株式会社と資本提携
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、 以下 DAC)は、ビーコンなどの近接センシング技術を利用したリアル行動データプラットフォームを提供するTangerine株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平井清人、 以下 Tangerine)が実施する第三者割当増資を引き受け、広告主と生活者の双方に有益なO2O(Online to Offline)マーケティングソリューションの提供力強化のための資本提携を行いました。
社会のデジタル化に伴ってオンラインマーケティングの需要が増加する中、小売業を中心に、オンラインとオフラインを横断したコミュニケーションが求められるようになってきました。これまで、オンラインとオフラインそれぞれの顧客行動データの紐づけは困難でしたが、昨今ではビーコンをはじめとしたIoTセンサー機器を活用することで、オンライン上で広告を見た顧客の来店計測や店舗内行動、および購買に与える効果を測定、分析することが可能になってきています。
Tangerineの提供する「Tangerine nearME(TM)プラットフォーム」は、ビーコンを利用することで、生活者のオフライン行動データを蓄積、分析するリアル行動データプラットフォームです。オフィス、店舗、駅や観光名所などにおける生活者の行動を可視化して分析することで、企業のオムニチャネル化推進やマーケティング効果の改善などに貢献します。同社のビーコンはすでに、全国に実店舗を持つ大手企業や公共機関において設置が進んでいます。
DACとTangerineは今回の資本提携を通し、「Tangerine nearME(TM)プラットフォーム」が収集する位置情報を元にしたリアル行動データとDACが提供するDMP「AudienceOne」(※1) のオンラインデータを連携することで広告配信精度の向上を図るとともに、DACのメッセージング管理ソリューション「DialogOne®」(※2) と連携させたソリューションの開発を共同で推進していきます。
DACは、今後もオンラインとオフラインを融合させたO2Oマーケティングソリューションの提供により、広告主と顧客のよりよいコミュニケーションを支援するとともに、デジタル広告市場の発展に貢献してまいります。
(※1)DACが開発し提供している「AudienceOne」は、月間4.8億ユニークブラウザと9,000万のモバイル広告ID、1兆レコード以上の膨大データを保有し、そのデータを解析して高精度な3rdパーティデータを生成/提供する国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)です。Webサイトの行動データやCRM、広告配信結果、パネルアンケート結果などさまざまなデータを統合し、分析/可視化、また豊富な連携チャネルを活用した“新規顧客の獲得”から“既存顧客へのLTV向上”までを一気通貫で実現する高度なマーケティング環境の提供を可能にします。
(※2)「DialogOne®」は、LINE ビジネスコネクト、Facebook Messengerに対応しており、広告主企業が保有する顧客情報とソーシャルアカウント情報などを掛け合わせ、各ソーシャルアカウントをより高度に活用することができるメッセージング管理ソリューションです。これにより、ユーザーひとりひとりに適したメッセージを配信し、One to Oneコミュニケーションを実現します。https://solutions.dac.co.jp/dialogone