ノーコードの顧客体験最適化ツール提供のコミューン、シリーズAで総額4.5億円を調達
顧客体験を最適化するコミュニティタッチツール「commmune(コミューン)」を提供するコミューン株式会社は、シリーズAラウンドとして、DNX Ventures(以下「DNX」)、既存株主であるUB Ventures(以下「UBV」)を引受先とした、総額4.5億円の第三者割当増資を実施しました。
調達した資金は、コミュニティタッチツール「commmune」のサービス強化のための機能開発、人材採用等に充てる予定とのことです。
資金調達の背景・目的
これまで企業の顧客接点は、①訪問や電話などアナログな手段が多く、②目的によりチャネルが分断され、③企業から顧客への一方通行のコミュニケーションに偏っており、効率面でも負荷が大きく、また顧客の力を生かすことができずにいました。
この大きな課題に向き合い、当社は「コミュニティ」を通じ、顧客との共創を実現し、企業と顧客のコミュニケーション効率化とエンゲージメント向上を実現するツール「commmune」を開発、提供してまいりました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、リアルな顧客接点が持てなくなった企業のオンライン化ニーズが高まり、当社へのお問い合わせはそれ以前の約2倍に増加しています。
特に、大手BtoB企業における既存顧客のエンゲージメント向上のための導入が加速しており、企業が顧客接点の変革を迫られていることを当社も実感しております。
このような背景も受け、当社は「commmune」を通じて、企業の顧客接点の①デジタル化、②統合管理、③双方向コミュニケーションの提供をさらに加速するため、このたびシリーズAの資金調達を実施いたしました。
調達した資金は、特にサービス・機能開発、及び質の高いサービス提供のための人材採用に活用していく予定です。
主な導入企業
株式会社ミスミグループ本社、シャープ株式会社、株式会社ワークスアプリケーションズ、株式会社プロトコーポレーション、KNT-CTホールディングス株式会社、株式会社ユーザベース、プレイド株式会社、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、ユーザックシステム株式会社 等
コミューン代表高田氏のコメント
commmuneは、企業と顧客の共創関係を構築し、コミュニケーション効率化とエンゲージメント向上を実現するサービスです。今回のラウンドでは、「企業とユーザーが融け合う社会を実現する」という当社のビジョンに賛同いただき、既存投資家のUBVに加え、SaaS領域にて豊富な知見を持つグローバルVCであるDNXに参加いただき、誠にうれしく思っております。
今回調達した資金を、プロダクト及びカスタマーサクセスの磨き込みのためのチーム強化に投資し、ビジョン実現に向けチームコミューン一丸となって取り組んでまいります。