YouTube、規約変更により収益化されていない動画でも広告表示される可能性
2021.5.20
YouTubeは、2021年6月1日から新たな利用規約を適用させることを発表しました。これは米国では2020年11月より適用済みのもので、2021年6月1日から世界中で適用されることになり日本もその対象となります。
「顔認識の制限」「収益化に関するYouTubeの権利」「ロイヤリティの支払いと源泉徴収」の3点がメインとなりますが、広告の観点では「収益化に関するYouTubeの権利」の影響が大きそうです。
本規約の適用後は、YouTubeパートナープログラムに参加していないチャンネルの動画にも広告が表示されることになります。これまでは、収益化プログラムであるYouTubeパートナープログラムに認定された動画にのみ広告が配信されていましたが、参加していない動画、つまり全ての動画に対して広告が配信されることになります。
また、収益を得られるのはYouTubeパートナープログラムに参加している動画だけですので、YouTubeパートナープログラムに参加出来ていない動画は、収益化はされないものの広告が表示されるという形になります。
チャンネル登録数が多くても動画の内容上や会社の方針として広告を表示しないために、YouTubeパートナープログラムに参加していなかったプレイヤーは、今後は広告が表示される可能性が高いため注意が必要です。