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  • 2021.8.6

在京テレビ5社、2021年4-6月決算比較とまとめ

在京テレビ5社(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)の親会社HDの決算が出揃いましたので、比較・分析をしていきたいと思います。

連結決算はフジメディアHD以外増収増益

在京5社、2021年3月期1Q決算

売上高ベースではフジテレビ親会社が首位、ただ利益ベースだと日本テレビHDとTBSHDが強いことがわかります。

在京5社、2021年3月期1Q決算

一方で、前年同期比を見てみるとフジテレビだけが減収となっています。他の会社はすべて大幅増収となっており、フジテレビ系だけ苦戦している様子です。

ただ利益でみるとフジテレビ親会社も含めて、全局で大幅増益となっており、新型コロナによる影響から大きく回復していることがわかります。TBS、フジ・メディアはやや伸び率は落ち着いているものの、日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京は驚異的な伸び方と言えます。

単体は全局が増収増益で大回復

在京5社、2021年3月期1Q決算

次はHDではなくテレビ局の単体の決算となります。売上高では日本テレビが首位で、TBS、テレビ朝日、フジテレビはだいたい同水準の数字が並んでいます。このトレンドは例年通りです。

一方で利益ベースでみても日本テレビが首位です。ただ2位はTBSとテレビ朝日の争いになっており、フジテレビはやや利益率が悪いことが伺えます。テレビ東京のほうが利益では上回っている状態です。

在京5社、2021年3月期1Q決算

前年同期比は、前年同期はコロナの影響が甚大だった反動もあり、全局とてつもない伸び方をしています。絶対値では苦戦していたフジテレビも、前年同期比では健闘していたことがわかります。

まとめ:5社中3社が上方修正。フジテレビ系だけやや苦戦か

今回の2021年3月期1Q(4-6月)決算は、昨年が新型コロナの甚大の影響があった反動から非常に好調な決算に見えました。また、当初想定していたよりも新型コロナの影響から回復をしてきたこともあり、TBS、テレビ東京、テレビ朝日は通期予想の上方修正も発表しました。日本テレビとフジメディアは据え置きです。

少し気になるのは、フジ・メディア・ホールディングスです。フジテレビ単体では悪い数字ではありませんが、HDとなると唯一の減収でした。お台場の観光開発に力を入れており、新型コロナによる影響をもっと受けやすかったためだと思われます。

新型コロナウイルスの感染は拡大しておりますが、自粛生活によりむしろテレビの需要が高まっていることも今回の好調な決算の要因でしょう。オリンピックも開催されてからは、視聴率や話題性も高く、広告売上も好調という話が聞こえてきます。

2Q(7-9月)はオリンピックの数字が大きく影響する決算になると思われますので、各局のオリンピック対応の成果が現れそうです。


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