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TBSの時価総額が民放テレビ5社でトップに

新型コロナで広告収入の苦戦が続くテレビ局ですが、在京キー局5社の時価総額のランキングにも新型コロナなどの影響により大きな変動がありました。

新型コロナとテラスハウス問題等でフジテレビが大幅下落

在京キー局は日本テレビ・TBS・テレビ朝日・フジテレビ・テレビ東京の5社を指します。この5社の時価総額は新型コロナ前は日本テレビが首位を走り続け、フジテレビがやや優勢ながらもTBSと2位を競っているという状態でした。

そして、新型コロナの感染拡大をはじめた2月頃から5社とも株価が大きく下落しましたが、その中でもフジテレビの下落は大きく、ここでTBSがフジテレビを抜き2位となりました。その後もフジテレビは、「テラスハウス」の問題等も受け下落を続け、TBSとの差は拡大し続けています。

テレビ局 時価総額

TBSが首位奪還

首位の日本テレビも新型コロナの影響で下落はしつつも夏ごろからは維持を続けていました。一方で、TBSは新型コロナで下落はしましたが、決算としても5社の中では比較的に影響は小さいことなどがプラス評価となり、株価は微増をしていました。そして、記憶に新しい半沢直樹のヒットなどの影響もあり、夏から株価は上昇傾向となり、ついに日本テレビを抜き時価総額で首位となりました。

日本テレビとフジテレビが苦しい

時価総額ベースで、日本テレビとフジテレビの下落が大きいです。首位を奪還したTBSはもちろん、ここでは触れていないテレビ朝日やテレビ東京もコロナショック以降は回復の兆しです。

時価総額は決算の数字にも大きく影響を受けるのですが、直近の決算でも日本テレビとフジテレビの苦戦がわかります。フジテレビが下落率で最大、日本テレビがその次を追っています。

フジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京の民放キー5局の4-6月期の決算が出揃いましたので比較したいと思います。

コロナショックはあらゆる業界の勢力図を塗り替えていますが、テレビ局のパワーバランスも来年には大きく変わっているかもしれません。


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