「GENIEE DSP」と「GENIEE SSP」、3rd Party Cookieに依存しない「IM-UID」と連携
ジーニーが提供するDSP(Demand Side Platform)とSSP(Supply Side Platform)は、近年のプライバシー保護観点でのデータ収集・活用の規制強化やブラウザ提供会社での仕様変更によるCookie規制への対策として、DMP専業最大手であるデータマーケティングカンパニーの株式会社インティメート・マージャーが提供する、3rd Party Cookieを利用せず、異なるドメイン間で3rd Party Dataの活用が可能な共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」での広告配信検証を開始しました。
■背景と目的
昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieがブロックされ、GoogleはChromeでの3rd Party Cookieサポート終了を2023年に延長することを発表しました。
インターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで深く活用されてきた3rd Party Cookieは、今後は活用が困難となるため対処が必要とされています。
IMと連携し、IDソリューション「IM-UID」での広告配信検証を行うことで、3rd Party Cookieに依存しない共通IDを活用することができ、ユーザープライバシーに配慮しながら、リーチしたいターゲット層への広告配信が可能となります。
■「IM-UID」について
「IM-UID」は、3rd Party Cookieに代わるIDソリューションです。アルゴリズムを活用し同一のブラウザ、同一の端末で発行された可能性が高い1st party Cookieを類推・クラスタリングしてインターネットID(識別子)を付与することで、異なるドメイン間で3rd Party Dataを連携します。Cookieレス時代に対応可能なターゲティング広告代替技術です。
■「GENIEE DSP」「GENIEE SSP」について
DSPとは、広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォームです。広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析まで自動で行うことができます。「GENIEE DSP」では、ジーニーが開発・運用する国内最大規模のメディア側広告配信プラットフォーム「GENIEE SSP」が持つ国内最大級の広告在庫データを連携して活用でき、多様な買付手法やフォーマットで広告のパフォーマンスを最大化できることが特徴です。広告主側は手間なく様々なサイトを横断して広告配信を行うことができ、高品質なオーディエンスを低単価で集客できます。
今後もジーニーではこの新時代に対応すべく各種対策を取り揃え、代理店様、媒体社様双方にとってより信頼性の高い広告取引が可能になるように、一層の事業拡大を目指してまいります。