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博報堂DYメディアパートナーズ、LIVEコマースサービス「クラフトーク」を提供開始

クラフトーク

博報堂DYメディアパートナーズは、全国の放送局(※)と連携し、地域ネットワークから商品を選定し生産者・販売者の商品へのこだわりを紹介するコンテンツをライブとアーカイブで配信できるプラットフォームを装備したLIVEコマースサービス「クラフトーク(商標登録出願中)」の提供を開始します

デジタル化の進展によって、生活者の購買行動のオンライン化が進む中で、Eコマース市場は急速に拡大を続けています。それによってもたらされた利便性によって通信や物流はますます整備され物理的な制約が少なくなる一方で、販売される商品の種類が多様化し商品特性や機能的価値による差別化が難しくなってきているのも現状です。商品の価値を魅力的に伝えるコンテンツを制作できるか、またどのような方法でそれを伝え理解を促すことができるかなど、いかに生活者の感情を動かすことができるかはEコマース市場における重要な要素となっています。
また、テレビ広告市場において、2021年下半期コロナ禍の中で回復傾向にありますが、OTTサービスなどインターネットサービスの台頭により可処分時間の奪い合いがおきており、放送局はデジタル時代の新たな収益方法を模索する必要があります。

「クラフトーク」は、各放送局のもつ地元のネットワーク力によって商品を選定し、放送コンテンツ制作で熟練されたノウハウによって商品の魅力をあますところなく伝えることのできるコンテンツを制作、テレビ放送枠や保有するスマートフォンアプリケーションなどのデジタルメディアによる発信力を活用、さらにはすべてのEコマースコンテンツをライブやアーカイブで配信するプラットフォームを通して、地域の生産者・販売者と直接コミュニケーションをとりながらショッピングができる仕組みを提供します。(図1)博報堂DYメディアパートナーズがハブとなり、系列を横断してクラフトークを告知することで、他エリアからの売上をお互いに助け合う連合体を構築しています。
生産者・販売者に商品に対するこだわりなど機能的な価値だけではない情緒的な価値を説明してもらい、視聴者との双方向コミュニケーションを活用して各地域の商品を訴求し、その配信を見ながら動画で紹介されている商品を購入してもらうことで、親近感や安心感を醸成し、生活者の感情に訴求するLIVEコマースサービスを目指します。特に県外の人に対し、地元放送局だからこそ知っている「これぞ」という商品を紹介することで、観光で訪れ生産者・販売者と触れ合い、リアルなショッピング体験をする機会が減少している中、新たな出会いをデジタル上で提供することになります。

「クラフトーク」によって、地域に根差して映像制作やイベント活動などにより地域の方々と喜怒哀楽をともにし強い関係を築き上げてきた放送局が、新たな手法で地域経済の活性化に貢献することになります。双方向のデジタル配信やプラットフォームの活用によって、放送局にとって新たなBtoC収益機会の拡大も期待でき、放送局のこれからのビジネスの方向性を支援する仕組みでもあります。
21年10月より半年間、数局とPoCを実施し、LIVEコマースに適応した番組制作や購入率を向上させる演出方法などの経験値を高めてまいりました。これらのノウハウを「クラフトーク」に反映させ、収益の最大化を図ります。

博報堂DYメディアパートナーズは、系列を問わず各エリアの多くの放送局に参加してもらうことで、より広範囲へのサービス提供を目指します。また、視聴データを分析し最適な配信時間帯・番組内容・商品・広告・出演者などを見極め、生産者・販売者、放送局の最適解を見極めていきます。
博報堂DYメディアパートナーズはこれからも生活者発想からメディア価値の最大化に取り組んでまいります。

※2022年5月時点では、全国32放送エリアに対して21放送エリア。随時拡大予定。系列に関係なく多数の放送局が参加


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