ルグラン、気象連動型サイネージ広告の本格運用を開始
ルグランは、東京都が 5G と先端技術を活用したサービスの都市実装に向けて取り組んでいる「西新宿エリアにおけるスマートポールを活用したプロジェクト」のメンバーとして、昨年 11 月からその日の天気に合わせた広告をデジタルサイネージに配信する仕組み作りを進めてきました。今般、ルグランの資本提携先である株式会社日宣(以下日宣)のクライアントである 2 社の広告をサイネージに掲出することが決定し、2 月 13 日から西新宿エリアに設置されたサイネージ 5 機への広告配信をスタートします。
ルグランでは、2017 年に気象データを活用したファッションテックサービス「TNQL(テンキュール)」、2021年には気象に連動して広告を簡単に配信できるツール「weathermarketing.net」を開発する等、気象データをマーケティング施策に活用するためのツール開発に注力してきました。今回のプロジェクトではルグランが独自に構築した気象ロジックをもとに、寒い日には熱々のメニュー、暖かさが感じられる日には冷たい/フレッシュなメニューの広告を、その日の天気に合わせて自動で切り替え配信していきます。
サイネージの周辺にいる人達の状況やニーズに合わせて自動的に広告を配信することで、店舗への送客効果に貢献することを期待しています。また、人々のニーズに寄り添った広告を配信することで、人々の課題の解決につながる有益な情報を発信するブランドとして、その存在感を高めることにも繋がると考えています。
2025年に3,186億円*まで成長が見込めると予測されている国内のデジタルサイネージ市場ですが、このうち約2,200億円はコンテンツや広告の制作・配信システムの成長によるものと見込まれています。こうした成長を実現するためには、デジタルサイネージにおいても、人々に対して最適なタイミングで必要な情報やメッセージを表示する仕組み作りが重要だと考えています。*富士キメラ総研による予測(2019年)
ルグランと日宣では、今回の実績を基に、その日のお天気によって変化する人々のニーズに寄り添ったコンテンツをデジタルサイネージに掲出するサービスに本格的に取り組み、デジタルサイネージの市場規模の拡大と、「人の役に立つ広告」の実現を目指していきます。