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ドリコム、24年3月期中間決算は約1.7億円の最終赤字 ゲームタイトルの開発中止等で

2023.10.26

drecom

ドリコムの24年3月期中間決算は、売上高5,091,538千円(前年同期比12.2%減)、営業利益472,280千円(同70.6%減)、経常利益453,584千円(同70.7%減)となりました。また、前期末及び当第1四半期にリリースした新規タイトル2本についてクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中タイトル1本について開発中止を決定し減損処理を行ったことで特別損失609,185千円を計上したため、親会社株主に帰属する四半期純損失は169,363千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,056,684千円)となりました。

セグメント別詳細

ゲーム事業
ゲーム事業においては、既存の運用タイトルが第2四半期において好調に推移し、想定を上回る結果となりました。当セグメントにおいては、運用タイトルに加えて新規タイトルのリリースによる収益の積層化を目指しておりますが、リリースした新規タイトルが想定を下回る推移であることから、運用/開発ポートフォリオの見直しを実施し、第2四半期において前期末にリリースした運用中1タイトルのクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中1タイトルの開発中止を決定いたしました。

売上高につきましては、主力のIPタイトルが好調に推移いたしましたが、その他の運用タイトルが前年を下回る推移となったこと等により、前年同期比で減少いたしました。利益につきましては、上記の減収要因に加え、前期末と当第1四半期に新規自社配信タイトル2本をリリースしたことに伴う費用の増加等により、前年同期比で減少いたしました。

以上の結果、セグメント売上高は4,971,912千円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益は988,698千円(同45.4%減)となりました。主力事業である当セグメントにおいては、引き続き運用中タイトルの安定的な収益の維持に努めるほか、新作のモバイルゲームタイトルが想定以上に厳しい状況であることから、開発中のモバイルゲームタイトルの全般的な戦略見直しやコスト削減等を実施し、早期に損益状況の改善を図り、今後リリースする新規タイトルの貢献による売上、利益の増大を目指して参ります。

メディア事業
メディア事業においては、IPの開発、育成、収益化チャンネルの多様化を目的として出版・映像事業に取り組む中、ライトノベルレーベル「DREノベルス」から毎月刊行を実施しております。また、当社の有するインターネットサービスの知見と先進的なテクノロジーを活用し、Web3領域における新たな事業開発やSNSを活用したファンマーケティング支援サービス『Rooot』『Fanflu』を提供しております。

売上高につきましては、「DREノベルス」の刊行開始に伴い増加いたしましたが、『Rooot』の売上高が前年を下回ったため、前年同期比で減少いたしました。

利益につきましては、上記の減収要因に加え、出版・映像やWeb3などの新規事業領域への投資を行っており費用先行が継続しているため、損失額は前年同期比で増加いたしました。

以上の結果、セグメント売上高は119,625千円(前年同期比8.1%減)、セグメント損失は516,418千円(前年同期はセグメント損失201,898千円)となりました。当セグメントにおいては、中期的に目指す姿の実現に向け今後も研究開発投資を実施して参りますが、全社的なコスト削減を実施する中で計画の一部見直し等を進めております。


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