日本経済新聞社、23年12月期通期決算は増収減益 営利は4割弱減
日本経済新聞社は、23年12月期の通期決算を発表しました。連結決算は増収減益、単体決算は減収減益となりました。
連結決算詳細
売上高:3665億200万円(前同比+2.3%)
営業利益:114億300万円(前同比△37.2%)
経常利益:161億3000万円 (前同比△28.2%)
当期純利益:97億1200万円 (前同比△18.3%)
売上は昨年比微増となりました。一方で、売上原価が、2026億3600万円から2112億100万円に増加し、販管費も1376億3600万円から1438億9800万円に増加するなどし、営業利益は4割弱の減益となりました。経常利益に関しては、営業外収益は微増したものの、営業外費用が17億900万円から30億5400万円に倍近く増加し、3割弱の減益となりました。
純利益に関しては、投資有価証券売却益で25億7900万円などあり、4億7200万円から30億1200万円に特別利益が増加したものの、投資有価証券評価損が23億9700万円などもあり、特別損失も18億800万円から27億3900万円と増加し、最終的な当期純利益は2割弱の減益となりました。
単体決算詳細
売上高:1734億6100万円(前同比△1.0%)
営業利益:99億6800万円(前同比△24.0%)
経常利益:123億9500万円 (前同比△17.8%)
当期純利益:103億6900万円 (前同比+11.4%)
売上は昨年から連続で微減となりました。売上原価は微増、販管費は微減でしたが、営業利益は24%の減益となりました。経常利益に関しては、営業外収益は増加したものの、営業外費用も微増などし、2割弱の減益となりました。
一方で、純利益に関しては、投資有価証券売却益が10億3100万円などあり、特別利益は4億円から12億700万円に増加。特別損失は前期は関係会社株式評価損が大きく25億9500万円あったところから改善し13億5400万円に減少。その結果、1割強の増益となりました。