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シャノン、24年10月期1Q決算は赤字幅縮小も8,800万円の債務超過に

2024.3.14

shanon
シャノンの第1四半期連結累計期間のグループの売上高は630,469千円(前年同期比0.3%増)、営業損失は134,040千円(前年同期は営業損失150,381千円)、経常損失は135,896千円(前年同期は経常損失151,545千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は136,416千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失151,892千円)となりました。

売上高は微増、赤字幅も微減となったのですが、8,800万円の債務超過となり、自己資本比率は△4.4%です。シャノンは上場しているため、債務超過に陥ると、上場廃止基準に抵触することとなります。東京証券取引所の上場廃止基準によれば、債務超過状態になり、1年以内にその状態を解消できない場合は上場廃止となります。

①サブスクリプション事業
「SHANON MARKETING PLATFORM」を中心とする年間利用契約に関する売上(サブスクリプション)とそれに付随する初期導入やコンサルティングサービス等の売上(プロフェッショナル)から構成されています。
 当連結会計年度における売上高については、最重点方針として取り組んでいるサブスクリプション売上、プロフェッショナル売上ともに順調に推移しました。
 この結果、当第1四半期連結累計期間におけるサブスクリプション売上は389,609千円(前年同期比15.0%増)、プロフェッショナル売上は105,542千円(前年同期比31.8%増)、サブスクリプション事業全体の売上高は495,152千円(前年同期比18.2%増)、営業損失は12,252千円(前年同期は営業損失42,502千円)となりました。また、当第1四半期連結会計期間末における契約アカウント数は、546アカウント(前期末比△1.1%減)となりました。

②イベントクラウド事業
 イベントクラウド事業は、前期後半からリアルイベント開催への回帰の傾向が鮮明となり、当社のイベントクラウド事業を取り巻く市場環境は改善してきています。当第1四半期連結累計期間においては、大型イベントの会期が少なかったものの、通期予算達成に向けた受注動向は順調に推移しました。
 この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は72,864千円(前年同期比49.9%減)、営業損失は20,345千円(前年同期は営業利益7,475千円)となりました。

③メタバース事業
 メタバース事業は、リアルイベントへの回帰の流れは一部逆風となるものの、影響を受けるプライベートショーや展示会だけでなく、ウェビナー、採用イベントやマッチングイベント、ショールームなどの案件、社内イベント、周年イベントなど活用シーンにも広がりが出てきております。今後も多様化する活用シーンをしっかりと受注獲得機会に繋げられるように、積極的な事例公開や追加の機能開発にも引き続き取り組んでいます。また、直近では年間契約となる案件受注も発生しています。

 この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は10,368千円(前年同期比18.1%減)、営業損失は5,125千円(前年同期は営業損失16,435千円)となりました。

④広告事業
 広告事業は、国内初のサードパーティークッキーに依存しないクッキーレス型のダイナミックリターゲティング広告の受注が順調に推移するとともに、既存の大口顧客の動向も計画に対して順調に推移しました。
 この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は52,083千円(前年同期比1.3%増)、営業損失は17,361千円(前年同期は営業損失6,840千円)となりました。


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