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ミンカブ・ジ・インフォノイド、25年3月期は最終赤字55.25億円に赤字大幅拡大 配当も見送り

minkab ミンカブ

ミンカブ・ジ・インフォノイドは、2025年3月期の連結決算を発表し、売上高は前期比6.3%増の105億4891万円となったものの、最終損益は55億2595万円の赤字(前期は11億8087万円の赤字)に転落したと発表しました。

同社は、メディア事業におけるディスプレイ広告市場の悪化や、ソリューション事業における大型案件の未達に加え、コンテンツ事業からの撤退に伴う費用や資産の減損処理などが、業績を大きく押し下げたと説明しています。特に、コンテンツ事業においては、推し活ユーザー向けのサブスクリプションサービスと大規模イベントからの撤退を決定し、多額の損失を計上しました。

財務状況も悪化しており、複数の金融機関との間で締結しているローン契約において、財務制限条項に抵触する事態となっています。これに対し同社は、コスト削減、不採算事業からの撤退、資産売却などの事業再編を進めるとともに、金融機関との協議を通じて資金繰りの安定化を図るとしています。

2026年3月期の業績予想については、売上高は87億円、営業利益は3億円、経常利益は1億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億円を見込んでいます。同社は、事業のスリム化とコスト削減を徹底することで、収益性の改善を目指す方針です。

なお、同社は2025年3月期の期末配当を見送ることを決定しています。


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