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電通子会社のOOHメディア・ソリューション、ケシオンと提携してGPSデータを活用したWEBサービス『OOH-ATLAS』を開発

株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本敏博)の100%子会社である株式会社OOHメディア・ソリューション(本社:東京都港区、社長:林朗子)と株式会社ケシオン(本社:大阪府大阪市西区、社長:高山健一)は、GPSデータの活用により検出した屋外広告媒体の広告接触者数を参照できるWEBサービス『OOH-ATLAS』(オーオーエイチ・アトラス)を共同開発しました。


『OOH-ATLAS』は、広告代理店や企業の宣伝担当向けの、屋外広告に特化したGIS(地理情報システム)サービスで、これまで客観的な評価指標がなく広告効果測定の難しかった屋外広告が、マスメディアやインターネット広告と比較できるようになります。

DOOH

●OOH-ATLAS サービス概要
『OOH-ATLAS』は、屋外広告媒体の広告接触者の人数や属性を参照することができるWEBサービスです。サービス開始時点では、全国主要都市にある主要100媒体(掲載する屋外広告媒体は今後順次追加予定)の広告接触者数について、平日・休日別年間平均人数および1時間ごとの推移をグラフで表示します。

広告接触者数の算出にはスマートフォンアプリから収集したGPSデータを活用します。一般的に使用される平均人口データは主に人口密集度を示すもので通行量を示すものではありませんが、『OOH-ATLAS』では、株式会社ケシオンが開発したシステム「広告媒体接触者数検出装置(特許出願中)」の独自のアルゴリズムで推計した、より通行量に近いGPSデータをベースに広告接触者数を検出します。

サイトの一般公開は2020年春を目標に準備中です。ご利用の際には無料または有料の会員登録をしていただき、無料会員には屋外広告媒体周辺通行量を、有料会員には広告接触者数、属性(年代、性別、居住地、勤務地)の他、実際に媒体に広告を掲出していた期間の広告接触者数(開発中)など、より精度の高いサーキュレーションデータを提供していく予定です。

●開発の背景
テレビや雑誌・新聞、WEBなどに比べて、屋外広告はもっとも効果測定が難しいメディアです。他のメディアにおける視聴率や購読率などにあたる客観的データを計る手段は、カウンター計測による通行量調査しかなく、しかも、限られた時間に計測した調査データを使用するため、時期や天候、周辺状況の影響を排除しきれないものでした。
このような状況を改善することで、より多くの広告主様に屋外広告を選択していただきたいという想いから、『OOH-ATLAS』を開発するに至りました。

DOOH

●接触者数検出のテクノロジー
スマートフォンのGPS(Global Positioning System)を利用した位置と属性情報(個人情報を除く)をもとにして、人の流れを見える化したGIS(Geographic Information System=地理情報システム)を利用しています。独自に収集した屋外広告媒体情報とGPSの位置情報から、独自のアルゴリズムで広告接触者数を検出、GPSの属性情報と国勢調査データなどを組み合わせることで、広告接触者の属性を細やかに把握できるようになりました。

GPSデータは日本全国で取得可能な為、所在地等の情報があれば、遠隔地でも屋外広告接触者数を容易に検出することが可能です。
今後、日本全国の屋外広告接触者数がいつでも分かるように開発を進め、全国の屋外広告会社に利用を広めていきたいと考えています。


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