ニールセン、日本でのデジタルコンテンツ視聴率にYouTubeの測定を追加
ニールセンは、デジタルコンテンツ視聴率の測定カバレッジを拡大し、日本におけるYouTubeのPCおよびモバイル視聴状況の測定を開始することを発表しました。
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)は、媒体社や広告代理店がデジタルコンテンツの視聴者をより効果的に収益化することを可能にします。デジタルコンテンツ視聴率が提供する独立した測定結果は、デジタルメディアの広告売買に信頼性と透明性をもたらし、最終的には顧客の収益成長を継続的に促進します。今回のリリースでニールセンは、YouTubeの日々の動画再生回数や滞在時間と共に、毎月の重複を排除した視聴者数を始めとするリーチ指標を市場に提供します。
ニールセンのデジタルコンテンツ視聴率は、PCやモバイルデバイス上のデジタルコンテンツ測定の業界標準です。広告主が動画コンテンツの総合的な測定を求め続ける中、ニールセンがYouTubeを測定できることは、メディアの買い手と売り手が取引するための独立した第三者機関による比較可能な測定基準を提供する上で重要です。YouTubeの測定をデジタルコンテンツ視聴率に追加することで、ニールセンはYouTubeのコンテンツの視聴を測定し、PCおよびモバイルプラットフォーム上での視聴者レポートを提供できるようになりました。
ニールセン デジタル株式会社代表取締役社の宮本淳は、デジタルコンテンツ視聴率におけるYouTube測定の開始に際して以下のように述べています。「ストリーミングビデオコンテンツの利用が拡大する中、デジタルオーディエンスの測定は非常に重要であり、マーケターやパブリッシャー、エージェンシーにデジタルメディアに関する包括的なクロスプラットフォームの測定値を提供する、カレンシーグレードのソリューションが求められています。Googleとの関係を拡大してYouTubeの視聴者を測定することは、完全なクロスメディアの測定を実現するための重要なステップです」。