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料理カテゴリのデジタルメディアの視聴ランキング。首位はクックパッド【ニールセン調査】

- 料理カテゴリにおいてトータルデジタルでの月間視聴者数はCOOKPADが最も多く1,606万人
- 視聴者数TOP5 媒体を合わせた性年代別ターゲットGRPは女性35-49歳で最も高く1,057%
- 35-49歳が最も長時間利用している料理媒体は女性ではCOOKPAD、男性ではRakuten Recipe

ニールセン デジタルは、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、料理カテゴリのデジタルメディアの視聴状況を発表しました。

2021年6月のMonthly Totalレポートによると、料理カテゴリにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数(18歳以上)が多かったのはCOOKPADで、1,606万人が月に平均13回利用し、GRPは192%となっていました。次いで利用者数ではKurashiruが続いている一方で、利用者数では5位となっていたRakuten Recipeが月平均9回利用され、GRPでは52%と、COOKPADに次ぐ規模になっていました(図表1)。

料理カテゴリ ランキング

次に、料理カテゴリのサービスにおける視聴者数Top 5サービスを合計したターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、女性35-49歳で最も高く1,057%となっていました。次いで女性18-34歳で445%となっていました(図表2)。

最後に男女ともにTARPが最も高かった35-49歳の利用状況を見ると、リーチでは女性で全体同様の傾向が見られる一方で、男性では2位にRakuten Recipeが続いていました。また、利用時間を見ると女性ではリーチが最も大きいCOOKPADが最も長い時間利用されているのに対して、男性ではRakuten Recipeの利用時間が最も長くなっていました(図表3)。

食品関連の企業にとっては、コロナ禍において外食の機会が減ったことで利用者数が増えている料理関連の媒体は、今までにも増して重要な媒体になっていると言えます。食品関連のブランド担当者としては、特定のターゲットにリーチして認知を拡大するために広告を配信することもあれば、ターゲット層に向けてより商品の利用意向を高めるためのタイアップ記事を掲載することもあるでしょう。そうしたそれぞれの目的に合わせて、ターゲットとなるユーザーが多い媒体を検討することや、よりじっくりと記事を読んでもらえる媒体を検討することになります。今回見たように、料理関連の媒体といっても、利用者層や利用状況は大きく異なるため、それぞれの媒体の記事がどのような層に、どのように読まれているのか正確に把握した上でメディアプランを立てていくことが重要です。

ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)について
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツを、PC、モバイル、タブレット、およびOTTなどの全てのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にします。媒体社はこのサービスを使うことで、デジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発をおこなえます。広告主、広告会社は広告購入における適切な予算配分計画をおこなえます。日次データは3日後にはオンラインのインターフェイス上に表示され、顧客企業はデジタルメディアの利用状況をすばやく知ることができます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。


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