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ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによるオンラインショッピングのサービス利用状況を発表

2021.6.15
ニールセンは、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、オンラインショッピングのサービス利用状況を発表しました。
- オンラインショッピングにおいて、トータルデジタルでの月間視聴者数は楽天市場が最も多く5,370万人

- 性年代別のリーチで女性ではどの年代でも楽天市場のリーチが最も高かったのに対し、男性の18-34歳ではAmazonのリーチが高い

- 楽天市場のターゲットGRP(TARP)は女性35-49歳が6,040%で、全オンラインショッピング中で最も高い

ニールセン デジタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、オンラインショッピングのサービス利用状況を発表しました。

2021年4月のMonthly Totalレポートによると、オンラインショッピングにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数(18歳以上)が多かったのは楽天市場(Rakuten Ichiba Shopping)で、5,370万人が月に平均66回利用し、GRPは3,282%となっていました。次いでAmazon(5,120万人)は平均利用回数が35回で、GRPは1,675%となっていました(図表1)。

次にオンラインショッピングにおける視聴者数Top 3サービスのリーチを性年代別に見ると、女性ではどの年代でも楽天市場(Rakuten Ichiba Shopping)のリーチが最も高かったのに対して、男性の18-34歳ではAmazonのリーチが高く、67%となっていました(図表2)。

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最後に、オンラインショッピングにおける利用者数Top 3サービスのターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、女性35-49歳の楽天市場(Rakuten Ichiba Shopping)のTARPが最も高く、6,040%となっていました。次いで男性50歳以上の楽天市場(Rakuten Ichiba Shopping)のTARPで3,527%となっていました(図表3)。

昨年以来、長期化するCOVID-19の影響でデジタル利用が拡大しているサービスもあり、使い方も変化してきています。消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「ニールセン デジタル・コンシューマー・データベース2020 (Nielsen Digital Consumer Database 2020)」によると、オンラインショッピングのサービスは、商品を買う場所だけではなく、商品の認知獲得や購入にあたっての検討場所としての役割も増したと分析しています。今後、オンラインショッピングサービスをメディアとして活用して広告を出稿し、そこで消費者とコミュニケーションを取るブランドが増えていくことも考えられます。ブランド担当者は、ターゲットの属性や、認知または好意度の向上などのキャンペーン目的に応じた最適な出稿先を検討するにあたり、オンラインショッピングサービスも広告出稿媒体の選択肢の一つとして、他のメディアと同様にターゲットリーチや利用回数、GRP、TARPなどの指標で評価し、出稿先を選定するのが良いでしょう。

ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)について
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツを、PC、モバイル、タブレット、およびOTTなどの全てのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にします。媒体社はこのサービスを使うことで、デジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発をおこなえます。広告主、広告会社は広告購入における適切な予算配分計画をおこなえます。日次データは3日後にはオンラインのインターフェイス上に表示され、顧客企業はデジタルメディアの利用状況をすばやく知ることができます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。


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