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電通グループ、22年12月期の決算予想を上方修正 為替レートの変更と伴い

電通グループは、22年12月期の中間決算を発表しました。国内の広告市況はやや弱め、海外では中国・ロシア・ブラジルなどが厳しい市況となりました。また為替レートの変動などを理由に通期予想の修正も発表しました。

国内事業

第2四半期連結累計期間の売上総利益のオーガニック成長率は9.0%となりました。第2四半期連結会計期間においては、サプライチェーンの混乱や原材料不足などの影響により、国内広告市況がやや弱含みに推移しました。こうした環境下、第2四半期会計期間の売上総利益のオーガニック成長率は7.9%となりました。㈱セプテーニ・ホールディングスの新規連結もあり、売上総利益は2,154億21百万円(前年同期比14.6%増)、調整後営業利益は571億13百万円(同32.6%増)、オペレーティング・マージンは26.5%(前年同期は22.9%)とそれぞれ増加しました。

海外事業

海外事業の売上総利益のオーガニック成長率は、地域別では、ヨーロッパ、中東およびアフリカ(以下「EMEA」)が4.0%、米州(以下「Americas」)が11.4%、アジア太平洋(日本を除く。以下「APAC」)が4.8%となり、全体では7.6%となりました。主要国別にみると、イギリス、ドイツ、イタリア、米国、カナダ、オーストラリア、台湾、インドなどは大きく伸びましたが、ロシア、ブラジル、中国などは厳しい状況となっています。この結果、海外事業の売上総利益は、3,038億35百万円(前年同期比20.2%増)、調整後営業利益は361億92百万円(同16.8%増)、オペレーティング・マージンは11.9%(前年同期は12.3%)となりました。

業績予想の修正

通期連結業績予想の前提となる為替換算レートを、1米ドル 114.8円、1英ポンド 155.7円から、1米ドル 124.9円、1英ポンド 160.1円へ変更したこと、および海外事業における税負担率の予想を見直したことに伴い、2022年2月に発表した連結業績予想を上方修正を発表しました。

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