テレビ東京HD、24年度通期予想を下方修正　利益2割の下振れ予想に

テレビ東京HDは、25年3月期の通期決算予想について、下方修正を発表しました。売上は△1.3%、営業利益は△22.2％、経常利益は△23.0％、純利益は△20.0％の予想からの下振れとなります。

予想修正詳細

売上高：153,000百万円（前回予想比△2,000百万円）
営業利益：7,000百万円（前回予想比△2,000百万円）
経常利益：7,400百万円（前回予想比△2,210百万円）
純利益：5,200百万円（前回予想比△1,300 百万円）

修正理由

アニメ事業において、新規作品については商品化やゲーム化の契約の遅れなどにより事業展開が後ずれしています。また将来の収益増に向けて新規作品への出資件数を増やしていることや人件費上昇による制作コスト増にも対応する中で費用が膨らんでいます。アニメ事業の売上高は着実に伸びているものの当初予想した前期比 13.9％増の 238 億 7,700 万円には届かないと判断し、アニメ、配信ビジネス、イベントの３事業を合わせたライツ事業の収益見通しを引き下げました。

一方、放送事業についてはパリオリンピック・パラリンピック開催に伴う制作費等の費用負担が重しとなるものの、タイム収入とスポット収入を合わせた放送収入は堅調に推移しており、ほぼ期初予想通りの収益を達成できる見込みです。

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